『第四話~バン~』

あらすじ
セイレーンの守っていたライトストーンは割れてしまった。彼はバンの所に行くそうだ。
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大陸の真ん中、‘エティスの森’不思議な生き物や、変なおじいさん(ぇ)が住んでいる。
おじいさんの名前は‘バン’といった。

「バン、久しぶりだ・・・。」 セイレーン
セイレーンは、目の前にいるライトカオス‘バン’に言った。
「セイレーン、そう気を落とすな。また捕まえればすむことだ。」 バン
「僕はまだ何もいってないのだが。」 セイレーン
「気にするでない。わしはお前らの考えることぐらい解る」 バン
「僕のせいだ。僕があんな奴らに負けなければ・・・。」 セイレーン
負けたっけ?
「・・・あったことを悔やんでいては前へ進めんぞ。」 バン
「はい。そういえば、バンドゥルはいつ帰ってくるのでしょうか。」 セイレーン
「さあなぁ。魔法が切れる前に帰ってこれると良いが。」 バン
何のことだよ。
その時、森が騒ぎ始めた。そして、一体の生き物が駆け込んできた。
「バンドゥ・・(セイレーンを発見)バン、変なのが来た!」 生き物
おい、何を言いかけた。
「もっと詳しく説明してくれキル。」 バン
「黒くて巨大なドラゴンが森を破棄しようとしてるんだ。(できてないけど)」 キルこと、キルファン・フィルインという名前の羽が生えた馬のような生き物は言った。ただし、ペガサスではない。
「そうか。そいつの角は黒かったか?」 バン
「?はい。」キル
「そうか。・・・・・行くぞ、セイレーン」 バン
セイレーンは、それまで話に加われていなかった。
「はい。ところでどっちの方角でしょうか。」 セイレーン
「東の方角です。今は、ルークが気を逸らしているはずです。」 キル
「解りました。」 セイレーンは東の方角を向くとかけだした。
…………………………………
黒くて大きなドラゴンの前では、うさぎがぴょんぴょんはねていた。
「こっちなのだ!」 うさぎ
うさぎは、あっちにいたと思ったらこっちにいて、こっちにいたと思ったらそっちにいるのだ。ドラゴンは、表情のうかがえない瞳をうさぎに向けていた。
「こち、なの、だ・・・はぁ、はぁ・・・。」 うさぎ
うさぎは、結構疲れてきていた。しゃべりながらぴょんぴょんしていたのだからしょうがない話だ。疲れない方がおかしい。
「・・・フレア・・・」 ドラゴンは手をうさぎに向けた。
すると、手から炎が出てきて、うさぎに襲いかかった。うさぎは、思いっきり後ろにはねた。
炎がぶつかる、そうドラゴンが思ったであろう瞬間、炎は消えた。
「バンドゥルのバリアがあるから大丈夫だもん。」 うさぎ
うさぎは、丸まった。すると周りに煙が立ちこめた。煙が晴れたとき、うさぎはいなかった。森の奥の方に逃げた?否。それはない。ということはどういうことなのだろうか。
ドラゴンの前には、さっきまでいなかったチョウチョがひらひらしていた。

このページについて
掲載号
週刊チャオ第119号
ページ番号
6 / 21
この作品について
タイトル
ストーン・ガーディアンズ
作者
バロン
初回掲載
週刊チャオ第117号
最終掲載
週刊チャオ第132号
連載期間
約3ヵ月16日