『第三話~ダークネス~』

「どういう意味だ。」 フルール
(「うげっ、フルールが怒ってる。やばいかも。」 フロル)
「どうもこうもないさ。この体はセイレーンだ。そして、僕はルートだ。現魔王の、な。」 セイレーン(自称)もといルート(自称)
「それはありえないはずだよ。ルートは封印されている。・・・ラルフィンと。」 ダーク
「石に、な。体はバンドゥルが守っているが俺様は別に封印された。・・・いや、別の所に封印しなおされたという方が正しいか。」ルート(自称)
フロル達はぽかーんとしていた。全く事態が飲み込めない。
「俺様は封印しなおされた。光のチカラが満ちた石の中に。そして6つのチカラも取り上げられた。だが、俺様はそこから出るためにいろいろと噂を発信した。どうやったとか聞くなよ、答える気はない。」 ルート(自称)
「・・・そういえば、ルート、自分のことを‘るー’って言ってなかったっけ?」 フロル
ルート(自称)は高笑いをした。フロルは寒気がした。
「それは、ライティスだ。俺様はダークネスだ。そんな自分の呼び方はしない。」 ダークネス
「るーのがかわいいのに。」 フロル
そういう問題なのか?
「ルーはルー一人で十分だ。」 フルール
そういう問題でもないと思うぞ。
「・・・お前らにはつきあっておれん。」 そういってダークネスは立ち去ろうとした。
「待てっ、どうするつもりだ!」 ダーク
「自分の力と体を取り戻しに行くのさ。当たり前だろう。」 ダークネス
「そんなことさせてたまるか!ダーク・ウインド!」
 ダークは勢いよく手を前につきだした。すると、手から無数の風が出た。
「こんなもの」 ダークネスは指ではじいた。(チャオに指あったっけ?)
風はダークに跳ね返ってきた。
「うわぁ!・・なんて言うと思った?そんな訳無いだろ。シャイニング・スター!」 
ダークがそういうとダークの手が輝いた。そして、星が出てきた。
星は流れ星のように風を巻き込み、ダークネスの方へ行った。
「こんな物・・・何!」 ダークネスはまた指ではじこうとした。だけどできなかった。
流れ星はダークネス(つまりセイレーン)にあたり、セイレーンの体から黒い炎のような物が出てきた。
「なぜ・・闇属性のはずのお前が光属性の技を・・・。」 炎のような物
「ラルフィンが・・・自分の属性とは違う技も使えるようにした方がいいって・・・。」 ダーク
「なるほど・・・。」黒い炎のような物
黒い炎のような物は皆の隙をついて素早く飛んでいった。するとセイレーンが目覚めた。
「みんな・・・どうしてここへ?・・・フィルイス!何でこんな所に傷だらけで・・・」 セイレーン
セイレーンが手をかざすとフィルイスの傷が癒えた。
「実は・・・」 アクアル
アクアルは簡単にセイレーンに説明した。
「そうか・・・じゃああの後僕はアイツに操られていたのか。」 セイレーン
「あの後?」 フロル
「実は、怪しいやつらがやって来て、ライト・ストーンを奪おうとしたんだ。そして、ライト・ストーンが砕け散ってしまって、一瞬、黒い炎が見えてその後は覚えていない。」 セイレーン
「これからどうしようか。」 フロル
「とりあえず、自分の石の所へ戻ってくれ。僕はバンの所へ行く。」セイレーン
『わかった。』 フロル達

このページについて
掲載号
週刊チャオ第118号
ページ番号
5 / 21
この作品について
タイトル
ストーン・ガーディアンズ
作者
バロン
初回掲載
週刊チャオ第117号
最終掲載
週刊チャオ第132号
連載期間
約3ヵ月16日