『第二話~セイレーン~』

あらすじ
アクアルとセイレーンだけ出てこない・・と思ったらアクアルが傷だらけで現れた。
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「アクアル、どうしたの、ぼろぼろだよ?」 フロル
「話せば長くなるから言わない。」 アクアル
その時、唯一あいていたセイレーンが映るはずの所にひびが入った。
「セイレーンに何かあったんだ・・・。」 フロル 
「でも~おいら達は~ここを離れるわけには~行かないはずなの~」
いつの間にかいたジィニーが言った。
『心配する必要はありません』
その時、フロル達の後ろで何かが言った。フロルは振り返った。
「・・・ライカ・・・」 フロルの後ろにはライカが立っていた。
突然ライカの体が光り始めた。そして、光が収まるとそこには1羽の鳥がいた。
「私が石を守るから。」 ライカ(鳥)
フロルは少し考えていった。
「もしかして・・・バーチェス?」 フロル
「覚えててくれたんだ。その通りだよ。バンドゥルが魔法をかけてくれたの。みんなに。」 ライカもといバーチェス
「みんなって?」 フロル
「ウォトゥルーとかエレフィスとか。みんなアクアル達といっしょにいる。寂しくないようにって、バンドゥルが。」バーチェス 
「そういえば、バンドゥルはどこにいるの?」 フロル
「・・・よけいなことを話している暇はないの。速くセイレーンとフィルイスの所に言って、助けてあげて。」 バーチェス
「でも、どうやって?」 フロル
「こうやって。“テレポート!”」 バーチェスがそういうと、ウインド・ストーンが光った、と思ったら、フロルは違うところにいた。
「ここは・・・ニア・ヘブン島?」 フロル
フロルは、神殿にいた。足下に丸くて羽が生えている物が漂っている。
「君は・・・フィルイス?」 フロルはそれを拾い上げた。
「フロル・・・セイレーンを・・助けて・・あげて・・」 丸くて羽が生えてるやつ
「ちがうの?」 フロル
「ライト・・ストーンを・・」 丸くて羽が生えてるやつ
話がかみ合ってないことはありませんか、お二人さん。
「セイレーンはどこにいるのでしょうか。わたくしは、エレフィスを信頼していますが心配ですわ。」 ディン
「ライト・ストーンは?」 ダーク
「祭壇にあるはずだ。なければ・・・・」 フルール
「ここ~どこなの~おいらは~ど~してここにいるの~」 ジィニー
「きっと、ニア・ヘブンだよ。」 アクアル
「団体さんとーちゃーく。」 ???
みんな、ここにテレポートに来たようだ。
「1,2,3.4,5,6,・・・7?何で7人いるの?」 フロル
「僕は平気だったんだよ。みんなの助けなんていらないさ。」 セイレーン
「セイ・・レーン・・無事・・だったの?・・・」 丸くて羽が生えてるやつ
「誰だよ、お前。ヒーカは?」 セイレーン
「セイレーン、フィルイスに向かってその言い方はないでしょう。あんなに仲がよろしかったのに・・・。」 ディン
確かに変だ、とフロルは思った。あんなに仲がよかったのにたった3年であそこまで忘れるわけがない。まさか―
「お前・・セイレーンじゃない?」 フロル
目の前のセイレーン(自称)をじっくりみてみる。
・・・確かに姿は同じだ。色も。・・・ん?
「羽とポヨが黒い。さてはお前、偽物だな?」 フロル
「偽物とは心外だな。体はそのままなのに。」

このページについて
掲載号
週刊チャオ第118号
ページ番号
4 / 21
この作品について
タイトル
ストーン・ガーディアンズ
作者
バロン
初回掲載
週刊チャオ第117号
最終掲載
週刊チャオ第132号
連載期間
約3ヵ月16日