『第一話‐ウインド・ストーン』

フロルは、祭壇(といっても緑色の光る玉が台に納められてるだけ)の前にたった。
「遅いよ、フロル。ルー達を待たせた罪は重い。」 オレンジ色のライカが玉に映った。
「御免、フルール。みんなは?」 フロル
「おいらは~いるよ~なの~」 赤いダーカが映った。
「相変わらずのんびりだね、ジィニー。」 フロル
「君もそんなこといえないです。」 青いライカが映った。
「御免、アクアル。ちょっと寝ながら考え事を―」 フロル
「普通はそんなことはできないです。」アクアル
「ところで、誰か来てない人はいる?」 フロルがそういうと、玉が六つの枠に仕切られた。全部にライカやダーカ、そしてヒーカが映っている。
「みんないるよ、きみが一番遅かったんだ。」 ヒーカが言った。
「セイレーン、ひどいよ。その言い方は・・・。」 フロル
「でも、記念すべき最初の集まりに遅れるフロルがいけないのですわ。」 黄色のヒーカが言った。
「・・・俺にもしゃべらせて欲しいんだけど。」 ダーカが言った。
「ディンもダークも落ち着いて。」 フロル
『別に落ち着いてるんだけど/別に落ち着いてますわ。』 ディン(ヒーカ) ダーク(ダーカ)
「・・・そうですね。」 フロル
「ところでみんな、異常や不都合はない?」 アクアル
「・・・アクアルが天使に見える・・。」 フロル
「・・・あきれた、目がおかしくなったの?」 アクアル
フロルはあっさりとふられた(?)
「わたくしは特に異常も不都合もないですわ。‘エレクル・ハイランズ’は平和ですし。」 ディン
「ルーのとこも特に異常はないよ。‘地底’は平和だ」 フルール
「おいらの~‘フレイム・ブロウ・マウント’も平和なの~」ジィニー
「‘ステイム湖’も平和です。ダークは?」 アクアル
「‘ニア・ヘル島’も平和だよ。セイレーンとこは?」 ダーク
「‘ニア・ヘブン島’も平和そのものだ。」 セイレーン
「‘風の谷’も平和だよ。・・・風が気持ちいい。」 フロル
「それじゃあ、全箇所平和ってことで。僕がバンに報告しとくです。」アクアル
『それじゃあ』 みんな
みんながそういうと玉は光るのをやめた。
「ちょっと外の空気を吸ってこよう・・・。」 フロルは窓に歩み寄った。窓からの景色は、結構よかった。
フロルはちょっと身を乗り出して上を見た。空が丸く縁取られている。
空を見上げているフロルに誰かが近寄ってきた。
「わ!」 
「うわあああああ!!!」 フロルは窓から落ちた。
「ウインド・ストーン!」 フロルが叫ぶとウインド・ストーンが光り、一筋の風が出てきた。風は谷の風を集め、フロルの下に来た。
フロルはそれに乗った。
「危ないじゃないか、ライカ。」 フロルは窓の方をみていった。
「油断するフロルが悪いの。バンに後ろには注意しないといけないと言われたでしょ。」 ライカ
確かにライカの言うとおりである。でもフロルはそれを認めたくなかった。それにしても―
「どうして驚かせたんだよ。危険だろ、ここ。」 フロル
フロルが住んでいる‘風の谷’高い山の中が切り取られた感じである。そして‘風の神殿’は、比較的高く、切り立った崖、と呼んでも良いような所にある。落ちたら死んでしまうかもしれない。

このページについて
掲載号
週刊チャオ第117号
ページ番号
2 / 21
この作品について
タイトル
ストーン・ガーディアンズ
作者
バロン
初回掲載
週刊チャオ第117号
最終掲載
週刊チャオ第132号
連載期間
約3ヵ月16日