覚醒するあらすじ
第一話 DAYS
【タスク】
この作品の主人公。
第一話は、タスクがGUNに入る前の物語。
【チャオ】
ペットとして愛玩されていた生物だが、
現在はサイボーグ化することにより、
携帯マルチデバイスとして利用されている。
飼い主はチャオと意識を融合させることができ、
チャオ目線で撃ち合いをするチャオバトルという遊びが流行している。
【チャオバトル】
チャオと意識を融合させ、チャオを操縦して撃ち合うゲーム。
弾数は互いに10で、
被弾するか、弾切れすると負け。
【テスク】
タスクの兄。
ヒコウチャオのロヴを飼っていた。
チャオバトルが非常に得意だったため、
アーティカのパイロットとしてGUNに入隊することになった。
【アーティカ】
GUNが宇宙からの脅威に備えて作り出したロボット。
パイロットとチャオのペアで操縦する。
その操縦法はチャオバトルとほとんど同じであるため、
チャオバトルが得意な子どもとチャオが操縦者候補として、
GUNに入隊させられている。
【クリア】
テスクに憧れて、チャオバトルをしたがっていたタスクが初めて飼ったチャオ。
このチャオは心を持っておらず、そのためタダで買うことができた。
心を持たないためにチャオバトルでは操縦者の言うことに寸分違わず従う長所があった。
この長所を活かして、タスクはチャオバトルで連勝を重ねた。
【スケヤ】
タスクの友人。
チャオバトルがとてもうまい。
タスクと共にGUNに入ることとなる。
【ルウ】
GUNに所属している女子。
タスクとスケヤがGUNに入隊するためのテストとして、
二人とチャオバトルをした。
その際、1vs2のハンデマッチで二人に完勝した大人げない実力者。
第二話 少年ハート
【タスク】
この作品の主人公。
第二話は、タスクがアーティカの操縦者候補としてGUNに入ってから、操縦者に昇格するまでの物語。
【パパパパーン・マママン】
アーティカ部隊の司令官。
なぜかこんな名前に改名したという男。
【エースアーティカ】
アーティカには七機だけ、特別なカスタムを施した機体がある。
その七機はエースアーティカと呼ばれており、
カオスエメラルドを原動力として採用している。
エースアーティカのパイロットとして選ばれた者は、
同時にエースアーティカの強化パーツをオーダーメイドできる権利を得る。
【スターダム】
エースアーティカのうちの一機。
テスクがカスタムした、飛行特化の機体。
しかし敵に撃墜され、搭乗していたパイロット、テスクは死亡した。
【操縦者候補】
GUNに入ったばかりの操縦者候補たちはチャオバトルによって格付けをする。
そしてその格付けの頂点に立ったものが、
アーティカのパイロットに欠員が出た際、次のパイロットとして採用される仕組みである。
【ハバナイ】
アーティカの操縦者候補の中でも高い実力を持っている。
心を持たないチャオ、クリアの強みを活かして勝利を重ね、増長していたタスクを打ち負かして頭を冷やさせた。
そして二つのテクニック、デュランダムとスイッチングを教える。
【デュランダム】
本来チャオバトルは、飼い主がチャオを操縦するものである。
しかしチャオと飼い主が交互に操縦権を握ることで、
予測の難しいランダム性のある動きを実現できる。
その技をデュランダムと呼ぶ。
【スイッチング】
飼い主はチャオとの融合を解くことで、
第三者の目線からチャオバトルを見ることができる。
これによって得た情報から戦略を練り、
再びチャオと融合することで有利に戦いを進める。
これがスイッチングという技である。
【協調性の壁】
チャオバトルでは、飼い主とチャオがどれだけ心を通わせられているかがものを言う。
この壁を越え、自由自在に動けるようになったチャオと飼い主はデュランダムやスイッチングといったテクニックを駆使して戦うことが可能。
心を持たないチャオを操るがゆえに壁が存在しないタスクは、
それゆえに操縦者候補たちとの戦いでは不利だとハバナイは指摘した。
【アナザータスク】
心を持たないクリアを操縦しながらも、
デュランダムを再現するためにタスクが編み出した技。
別の戦闘パターンを持つもう一人の自分を作り、それと交代交代で戦うという作戦。
この技によってタスクは操縦者に昇格することができた。
第三話 ライオン
【タスク】
この物語の主人公。
第三話は、タスクがアーティカのパイロットとして、
戦場を経験する物語。
【操縦者】
アーティカの操縦者は全部で四十二名。
うちエースアーティカのパイロットは七名であり、
その七名を部隊長とした七つの部隊が存在している。
【ハバナイ】
エースアーティカのパイロットになっていた。
【シドヤ】
エースアーティカのパイロットであり、
タスクは彼の部隊の所属となった。
【ダンシングビート】
シドヤの乗るエースアーティカ。
素手での格闘に特化した機体。
【小動物】
宇宙から飛来する敵の機体。
小動物を模した機械の群れであるため、このように呼ばれている。
【マキナ】
GUNの操縦者たちにちょっかいを出しているカオスチャオ。
ルウに懐いている様子。
人と同じように話すことのできる高い知能を持っており、
それゆえに人工カオス化を免れた。
【人工カオス】
アーティカの中核となっているパーツ。
カオスチャオを素材に作る。
人工カオスになると心を失ってしまうため、
高い知能を持つマキナを素材にすることをGUNの研究者たちは嫌がった。
【シューティングスター】
スターダムをさらにカスタムした、エースアーティカ。
ルウの機体。
しかし敵に撃墜され、機体も敵に回収されてしまった。
脱出ポッドが発見されたが、中にルウの姿はなかった。
【クリア】
タスクの飼う心を持たないチャオ。
寿命により死亡。
心のないチャオは転生できない。
パートナーを失ったタスクは、アーティカの操縦者の資格も失うこととなった。