本気で悩めよ第8話 新記録かもよ5ページ
【カズマ】「・・・ねぇ、ミキ。ココについて、何か情報無いかな。」
【ミキ】「・・・ココでは、個体情報をチャオに移動させる実験が行われている。」
【カズマ】「成る程。最高機密情報サンキュ。・・・灰色のチャオが沢山だ。」
灰色のチャオ=チャオの試作体。簡単に言えば、ヤイバやハルミの体と同じ試作体がゴロゴロあるのだ。
で、真ん中にドデカい機械がありますっと。
【カズマ】「・・・ミキは色でも塗られたの?」
【ミキ】「・・・知らない。」
【カズマ】「んな訳無いよなー。僕だってこの体がアレだし。ははは。」
【ミキ】「・・・・・・・・・・。」
【ゼロ】「おー、真昼間の光景をこうして見るのもいいねー。もう一本飲むか。」(とっとと行け
ボスのいるお部屋に移動中。・・・広そー。
【カズマ】「あーあ、何でココに来たんだっけ。すっかり忘れちゃった気がするよ。」
【ミキ】「東光の救出。」
【カズマ】「あ、そうだった。ヒカルだよヒカル。」
【ミキ】「・・・・・。」
ぴた(Σげ
【カズマ】「・・・コラ、いきなり触るなと注意したのを忘れたか。」
【ミキ】「忘れてない。」
【カズマ】「じゃあ勝手に触らんでくれ。大丈夫だからさ。」
【ミキ】「そう。」
【カズマ】「・・・ココか?」
『最高幹部室』・・・威風堂々とかw
【ミキ】「間違い無い。」
【カズマ】「あっそー。じゃとっとと入ろーか?ここのボスをさっきの穴から突き落としてやりたいね。何十階もあるんだし、落ちたら即死だよなー。」
【ミキ】「・・・・・おかしい。」
【カズマ】「んー?何が?」
【ミキ】「この部屋には、私と同様の情報を持つ個体しか存在しない。」
【カズマ】「え、お偉いさんいないの?」
【ミキ】「いない。」
【カズマ】「ふーん・・・。」
がちゃがちゃ(ドアノブって色んな形がありますよねー(関係無
【カズマ】「・・・内側から鍵でもかかってるのかな。」
【ミキ】「鍵はこちら側からしかかけられない。」
【カズマ】「・・・まさか、ココにヒカルが閉じ込められてたりするの?」
【ミキ】「するかもしれない。」
【カズマ】「ヒカルー!いるなら返事してよー!」
・・・・・
【カズマ】「あれ・・・?」
ガチャ(扉の鍵、事件の鍵、心の鍵、その他モロモロ。あなたの身近にあるのはどんな鍵でしょーか
【カズマ】「ありゃ?」
【ミキ】「今私が鍵を開けた。もう入れる。」
【カズマ】「・・・お見事。」
がちゃ・・・(平仮名と片仮名で使い分けるってどーなのよ
【ゼロ】「・・・後10階か?すげぇなぁココ。全部の階に自販機じゃん。」(何ですとっ
【ヒカル】「・・・・・。」
【ミキ】「・・・寝てる。」
【カズマ】「おーい、ヒカルー。もうお昼だぞー。」
【ヒカル】「・・・・・。」
【カズマ】「ヒカルの後ろに何かいる。」
ドカッ(椅子から転げ落ちる
【ヒカル】「痛っ!・・・て。」
【カズマ】「あはははは、おっはよー。」
【ヒカル】「カズマ、何であんたこんなトコに?どうやって入ったの?」
【カズマ】「いや、こちらの、ミキにお世話になりましたー。」
【ミキ】「・・・。」
【ヒカル】「・・・あ、あたしそっくり・・・。」(そういや同じ進化タイプだったっけなー
【カズマ】「で、ずっと寝てたの?」
【ヒカル】「・・・閉じ込められてた。」
【カズマ】「誰に?」
【ヒカル】「知らないわよ!・・・ずっとココにいた。」
【ミキ】「あなたの持つパラメータはこの組織に一目置かれる存在。だから目を付けられた。」
【ヒカル】「え?」
【ミキ】「私はあなたを良く知っている。私の持つ情報はあなたの情報を受け継いだ物。」
【カズマ】「・・・そうだなぁー、簡単に言ってみれば、ミキはヒカルの情報が入った人工的なチャオだよ。もっと言ってみれば、ヤイバやハルミみたいな体に情報を詰め込んだってトコ。」
【ヒカル】「そ、そうなの?・・・あ、それより。」
【カズマ】「何?」
【ヒカル】「早く逃げるわよ。ココ・・・爆弾が仕掛けられてる。」
【カズマ】「・・・はい?」
【ヒカル】「爆弾よ!」
【ミキ】「このビルの進入時に調べた結果、1階の室内全域に時限爆弾が設置されていた。爆破まで後10分。」
【カズマ】「何ですとォ!!?つか、知ってんなら早く言ってくれよ!」
【ヒカル】「それはいいから早く!」
【???】「させるかっ!」
【カズマ】「へっ?」
【ゼロ】「・・・嫌な予感がした。」
【カズマ】「あ・・・フット!」
【フット】「俺はまだ任務をこなしてない。とっととその偽者を渡せ。」
【カズマ】「却下却下!今聞いた爆弾騒動聞いたでしょーが!ニンムニンムじゃ即死だよ!」
【フット】「俺の知った事ではない。とっとと渡せ。」
【カズマ】「あーっくそ!渡してる暇があるかー!」
【フット】「・・・ならば。」
ガチャ(鍵じゃありません、銃です
【フット】「今この場で、そいつを消す。」
バンッ―――――
続く