挑戦者来る第6話 ないすおんざ2ページ


事件簿その1

【ゼロ】「・・・。」

「おーい、チビ助ー、ちょっと待て。ちょっと聞きたい事があるんだが。」

【ゼロ】「・・・・・。」

「おいチビ。てめぇそんな態度でいいのかァ?これ盗んだろォー?」

【ゼロ】「・・・・・・・。」

「チビに何が出来るってんだァ?」

【ゼロ】「・・・・・・・・・。」

「失せろやこのチビ!!」

【ゼロ】「・・・なぁ、ヤイバ。」
【ヤイバ】「?」
【ゼロ】「この本、燃やしていいかァ?」
【ヤイバ】「・・・俺が読むから、先輩はこれでいいよ;」



事件簿その2

【パウ】「・・・・・。」(推理小説読書中


3日後


【パウ】「ねぇ、推理小説が見当たらないんだけど。」
【リム】「はまったんですか?」
【パウ】「いや・・・推理小説しか手が出せない。」
【リム】「そうですか・・・。」




事件簿その3


【リム】「・・・。」(医学理論読書中

次の日

【リム】「・・・。」(宇宙系の理論読書中

次の日

【リム】「・・・。」(ハッカー理論読書中


フィクション、ノンフィクションを問わず理論系の本を読む。将来がどうなるか全く分からん


事件簿その4


【カズマ】「・・・え、漫画もあったんだ。何コレ、恋愛系が多い。却下。」

ごそごそ

【カズマ】「・・・うえ、何だこの本。文芸部って強いっ。却下。」

がさがさ

【カズマ】「・・・・・・・・・・よし、コレにしよう。」



ちなみに品定めに用いた時間、約30分。

【パウ】「とっとと選ぼうよ・・・。」


事件簿その5


「・・・俺、こんなんで生きてる意味あるのかなぁ。」
「え・・・何言ってんだよ。いきなり。」
「だって、毎日が退屈なんだよ。先の読める人生なんかいらないじゃん。」
「え、あ、その・・・。」
「・・・ちょっと死んでこようかな。」
「な、何言い出すんだ!」
「楽になれるかな、ははは・・・。」


【ヤイバ】「俺も死ぬかなー・・・―――――」
【カズマ】「いや、影響されちゃダメ;」


事件簿その6


「・・・私、あなたを好きにならなくちゃいけない事になってしまったんです。」
「何だって?」
「私、あなたといないと命が・・・。」
「ええ?」

次の本

「・・・あなた、私の事好きなんですって?」
「誰がそんな事を?」
「都合が良いわねー?私もそうだったのよ。どお?」



【ハルミ】「・・・何で無理矢理系恋愛小説が多いんでしょうか・・・。」
【ヤイバ】「あっちの趣味の問題だと思うよ。」



その頃、???な場所

【?君1】「はっはっは、見事に荒れてるね。こんな簡単に罠に引っかかるなんて。僕達あの大学とは何の接点も無いんだけどねー?」
【?君2】「いや、俺達が受けた屈辱はこんなモンじゃないさ。見てろよ・・・。」
【?君3】「それにしても・・・こっちの女の子、凄いぞ。こちら側の出した本を何の気無しに読んでるぜ。しかも何もリアクション起こさない。」
【?君2】「本当だ。何者だ・・・あ、カメラ目線だ。隠した場所に気付いたかな。」
【?君3】「まさか。仕掛ける場所には細心の注意を払った。見つかる訳無い。」
【?君2】「・・・じっと見てるよ。」
【?君1】「気味が悪いや。消していいよ。」
【?君2】「はいはい。」

カチ

【?君2】「・・・あれ?」

カチ、カチ、カチ

【?君1】「消えないぞー。」
【?君2】「・・・おっかしーな。」
【?君3】「・・・トイレ、行かせてもらうぞ。」
【?君1】「あ、僕も。」
【?君2】「行かせるか。」

カチ

【?君1】「ああーっ!?お前そのボタンもしやロックかっ!?」
【?君2】「エチケット袋ならそっちにあるから。」
【?君3】「オエー・・・。」
【?君1】「Σもうやってるし。」
【?君2】「そんなに気味が悪いか。」



【ミキ】「・・・・・。」(本に目を移しなおす




で、1週間経過






【ゼロ】「・・・・・・・・っ。」(怒りメーター激ヤバ
【パウ】「・・・・・・・はぁ。」(こだわりメーター最大値UP
【リム】「・・・・・・・・・。」(知能指数メーター大幅UP
【カズマ】「・・・・・・ふぅ。」(こだわりメーターはかりしれず
【ヤイバ】「・・・・・・あぁ。」(放心メーターLV「終わった」
【ハルミ】「・・・・・・んー。」(謎メーターUP?

【ミキ】「・・・・・。」(最後の1冊・・・

ぱた(戦いは終わった・・・

【一同一部除け】「いよっしゃあーーーー!」
【ゼロ】「見たか付属高校!」
【パウ】「嫌がらせめーっ!」
【リム】「もうこんなの嫌ですよぉ・・・。」


ピンポーン


【ハルミ】「はいはーい・・・。」

たったった・・・(いってらー


【ヤイバ】「しかしまぁ、何のつもりだろうね?本1000冊なんてさー。」
【カズマ】「あっちの世界を見てみたいよ。」
【ヤイバ】「いや、それは却下だ。」
【カズマ】「・・・うーん。」

【ハルミ】「あのぉー・・・。」
【ゼロ】「ん、何だった?」
【ハルミ】「次の相手が挑戦状を出してきましたー・・・。」















































続くっ

このページについて
掲載号
週刊チャオ第256号
ページ番号
14 / 26
この作品について
タイトル
小説事務所
作者
冬木野(冬きゅん,カズ,ソニカズ)
初回掲載
週刊チャオ第253号
最終掲載
週刊チャオ第260号
連載期間
約1ヵ月19日