結末しっかり第3話 今後話そう3ページ





第3深部到着前




【カズマ】「ぅぇ、ホント生温い空気だ。気持ち悪い。」
【ヤイバ】「そりゃロックするな。こんな嫌なトコ出入りしてたら死ぬって。」
【カズマ】「でもさ、何で第3深部だけ開いてんの?」
【ゼロ】「知るか。」
【ヤイバ】「知るかって・・・;」
【カズマ】「ま、僕達が知る理由は無いと思うけどね。」
【ヤイバ】「自分で聞いといてなんだよそれ。・・・それにしても不幸だね、みんな。こんなトコにいて。」
【カズマ】「ていうか、何でわざわざヒカル達をこんな場所に閉じ込めたのかな。誰がやったかも分からないし。」
【ゼロ】「問題っていう問題はそこだな。面倒な事する奴もいたモンだな。」
【ヤイバ】「一番気になるのはヒカル。あそこまで放心したのってカズマでも聞かないんでしょ?」
【カズマ】「うーん、一番酷かったのは幼稚園で肝試し大会を開いたんだけど、当日休んで次の日バカにされてずっと泣いてたとか。」
【所長室組】「そんな事誰も聞くつもりは無いっ。」
【ヤイバ】「でも今回はずっと死んだみたいにピクリとも動かないんだよね。」
【カズマ】「うん、あれは異常だよ。何かあったのかな・・・。」
【ゼロ】「何かされたのか?」
【カズマ】「されてもあんなにはならないし・・・何か、別人みたいだな。」
【ゼロ】「別人、ねぇ・・・お、着いた。」

ガチャ・・・(・・・・・

【ヤイバ】「鍵、かかってる。」
【ゼロ】「よし、壊すか。」

カチャ(銃構え。またか

【ヤイバ】「・・・ドアノブの上方向から下に向けて打ち落としてね。」(何となく用心してるしw

バン!(最近銃声コレに絞るな

【ゼロ】「開いた、な。」
【カズマ】「みんなー・・・?」

【パウ】「あ、ゼロ君達!」
【ハルミ】「良かったですー・・・。」
【パウ】「いや、いいのかな。だってヒカルちゃんが・・・。」
【ゼロ】「あー、分かってるって。半死状態なんだろ?」
【パウ】「ヒカルちゃんはまだ死んでないよ!」
【ゼロ】「いや、分かってます。」
【カズマ】「ヒカル、起きてー。ヒカルー?」
【ヒカル】「・・・・・・・・・・。」
【ヤイバ】「・・・死んでる程にピクリとも動かないね。」
【ゼロ】「まぁいいや。とりあえず、早く出よう。生温い地下なんざ嫌いだ。カズマ、ヒカルおぶってけ。」
【カズマ】「僕?」
【ヤイバ】「ぅ、もうそろそろ息がヤバイ。急ごうか。」




【オモ】「おー、見つかったチャオか!良かったチャオね。」
【ゼロ】「はい、どーも有難う御座います。」
【オモ】「いいチャオいいチャオ。さて、このネコともお別れチャオ。」
【カズマ】「おー、そうだそうだ。ネコネコ。」
【オモ】「今度君達の事務所にお邪魔してみるチャオ。それじゃ、また今度チャオ。」




事務所帰り道、一応まだ4時程の時間でござーい

【ゼロ】「やれやれ。ただのネコ探しがVSオモチャオになっちまうとはな。」
【ヤイバ】「先輩、あの依頼人、まだ名前聞いてませんよね。しかも詳しい理由も聞かない上に連絡先も未確認。」
【ハルミ】「確かに、何も聞いてませんね。」
【パウ】「大丈夫なの?」
【ゼロ】「知るか。もし逃げられたとしても重労働一つ作っただけだし?別に金入んなくったって貧乏事務所じゃねぇしな。金に余裕があり過ぎる。」
【ヤイバ】「いや、重労働一つ作るのだけは嫌だからっ!;」




【カズマ】「ちくしょー、みんな酷いや。僕ヒカルおぶってるのに先に行っちゃうなんて。ヒカル起きてないのかなー・・・。」
【ヒカル】「・・・もう起きてる。」
【カズマ】「え。」
【ヒカル】「・・・・・。」
【カズマ】「(・・・何だろ。いつものヒカルの雰囲気とは全然違うよ。声色何となく違うし、オマケにこのオーラは何!?誰あなた、名を名乗れみたいな事を聞きたくなる!!)」
【ヒカル】「・・・・・。」
【カズマ】「(・・・しかも無口。)」




とりあえず、依頼は成功したという事で、本当に1千万・・・ではなく1/4ではあるが、250万という聞いた事無い報酬を頂いた事務所。
しかし、いつまでも沈黙を守り続け、読書主体生活となりつつ、無口キャラになってしまったヒカルだけはいつまでも解決しない事件であった。・・・ま、よくもふゆきはここまでキャラを変えたモンだな。いやはや、ツッコミ好きな方、すんません。

【ヒカル】「・・・・・・・・・・。」
【カズマ】「(・・・今日はホラー小説だ。)」

このページについて
掲載号
週刊チャオ第255号
ページ番号
8 / 26
この作品について
タイトル
小説事務所
作者
冬木野(冬きゅん,カズ,ソニカズ)
初回掲載
週刊チャオ第253号
最終掲載
週刊チャオ第260号
連載期間
約1ヵ月19日