シルバット学園 聖誕祭&クリスマスSP 前編

シルバット学園 聖誕祭&クリスマスSP

2011年12月23日。
それはチャオにとっての特別な日。そう、聖誕祭である。
~~23日・午前9時~~
「ねぇ、フィナス。フィナスたちって聖誕祭祝いってやってるの?」
ネウクスが隣にいるフィナスに聞いた。
「ん?まぁ、毎年クリスマスも同時にやってるけど、どうした?」
「ねぇねぇ、今回は大人数で聖誕祭&クリスマスパーティーやっちゃおうよ!」
「お、俺は別にいいけど、まだツリーとか飾ってねぇぞ?」
「う~ん、そこはみんなで・・・・」
「はいはい。」
「じゃぁ僕、ノクに言ってくる!」
と、家を出た、ネウクスは鷲に変身し、ノクターンたちのところへと行ってしまった。
「お、おい!ちょっとまてぇ・・・・・・チッ」
ひと足遅かった。
「しゃぁねぇな・・・・サレナとユニト・・・・レンカにも伝えとくか・・・」
フィナスは携帯を取り出し、メールを一斉送信した。
~~23日・午前11時~~
「で・・・・」
広場に集まったのは、
フィナス、サレナ、ユニト、レンカの4人に、
どこから嗅ぎつけてきたのか知らないが、この4人が来る前に、雷夢と冷夢がいた。
「なぜいるし。」
「いやぁ、何か家に手紙が来ててさぁ。」
と冷夢がその手紙をフィナスに渡した。
「何ヶ・・・」
雷夢と冷夢へ、
今日の11時に広場へ行くと面白いことが起きるよ!by作者
と書かれてあった。
グシャ
何かが、潰された音がした。
「作者ぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」
そして、フィナスがキレた。
~~23日・午前11時半~~
少し遅れて、ネウクスとノク、バレル、リュード、シンの5人が広場へと来たが、
「ごめん!遅れちゃっ・・・・た?」
ネウクスが唖然とした。
そこには、仰向けに、口から白いふわふわとした物体が出ているフィナスと、
汗だくになっているサレナとユニト、そして雷夢の目を抑える、冷夢がいた。
まさに状況はCHAOSである。
「・・・・・どゆことデスかこれ。」
リュードがつぶやいた。
「よ、よう。ネウクスたち。」
気づいた冷夢が言った。
「冷夢、離して。」
「お、悪い悪い。」
と冷夢が手を離した。
「えーと、雷夢さん、なにがあったんですか?」
ノクが聞いてきた。
雷夢と冷夢は、これまでの事を話した。
「・・・・で、手紙を見たフィナスがキレて、サレナとユニトがどうにか手荒な方法でフィナスを止めたんだけど・・・・」
「で、あんな風に白きフワフワした物体が口から出ていると。」
そしてその後、5人は一斉に同じことを考えた。
(一体、どんな手荒な方法をしたんだよ!)
~~23日・午後0時~~
「・・・・で、どんなことをやるの?フィナス。」
ようやく復活したフィナスに、ネウクスが聞いた。
(なんだか頭が痛ぇ・・・)「ああ、それでだな・・・・」
~~一通り、フィナスが考えた計画をみんなに伝えた後~~
「ここを、聖誕祭&クリスマス祭の会場にするのか。」
「ああ、ここに設置するモミの木とかは自然に生えてる奴を持ってこようと思ったんだが、」
「それって森林強」「言うな。それを。それ言っちゃ、この小説終わりだろ。」
「なぁ、フィナス。それでモミの木は誰が取りに行くんだ?」
「え?オレだけど。」
とフィナスは指を自分の方へ指した。
「獣化して、モミの木を引きずりだして、背負ってくれば大丈夫だろう。」
「へぇー、んじゃぁ、私、フィナスに付いていく。」
レンカが手を上げた。
「あ、レンカに先に取られたし」
バレルがレンカの方を向いて言った。
「なら、僕も行くよ。」
とシンもこのことに乗ってきた。
「じゃぁ行くのは、俺とレンカ、バレルにシンの4人でいいか?」
「うん。私たちは、ここの舞台設置とか、街の人たちにも伝えてくるわ。」
「おう!任せたぞ!」
フィナスは龍へと変身し、3人を手で持って、大空へと飛び立った。

~~~~~~~~~~~続く~~~~~~~~~

24日、後半へと続く!

このページについて
掲載日
2011年12月23日
ページ番号
20 / 21
この作品について
タイトル
シルバット学園
作者
フィノクス
初回掲載
2010年7月20日
最終掲載
2011年12月25日
連載期間
約1年5ヵ月8日