シルバット学園 聖誕祭&クリスマスSP 後編

シルバット学園 聖誕祭&クリスマスSP 後編

~~23日・午後1時半~~
「ほんと、フィナスの飛行速度って早いわよねー。」
「確かに・・・・まぁそのおかげで2度ぐらい落ちそうになったけどね・・・」
シンが言った。
「思ったんだけど、ここってどこの大陸なの?」
疑問に思ったバレルがまだ獣化しているフィナスに聞いたが
「はぁ?知らねぇよ。」
と言われてしまった。
周りにはモミの木だらけ。そして、木のすみには落ち込んでいるバレルがあった。
「・・・・んで、どの木持っていくんだ?」
頭をかきながらフィナスは言った。
「ん・・・・どれも大きいけどねぇ・・・・」
「・・・フィナス、あれがいいんじゃない?」
レンカが、指を指した方向に2人は見た。
そこには、周りの木より、大きくもなく小さくもないモミの木があった。
「たしかに、形もいいし、大きさもバランス良いな。よし、これにするか。」
フィナスがその木に向かって歩いた。そしてその歩いた振動で、少し木が揺れた。
「・・・・おりゃぁ!」
フィナスが木をつかんで、一気に引き抜いた。
綺麗に引き抜かれ、ちゃんと根っこまで残っていた。
「じゃぁ、これもってみんなのところへと、戻るぞ。あ、移動するときは、ちゃんと俺の背中の鱗をつかんでろよ。」
「うん。 バレルー行くよー。」
「うん・・・・・」
~~~~23日・午後4時~~~~
「あ!フィナス達!おかえり!こっちの準備は終わったよ!」
サレナが手を振りながら、待っていた。
「結構、大きなモミの木を持ってきたなぁ。」
冷夢がその木を叩いた。
「・・・とにかく、早く埋めるわよ。」
「はーい。」
「飾り付けはどうするの?」
「あ、それは私たちがやるよ。」
サレナとリュード、雷夢、ノク、ネウクスが立っていた。
「さて、私たちも頑張るぞー!」
「おー!」
~~~23日・午後6時~~~
「あ!お母さん!あれだよきっと!」
「まぁ、良くできているわねー」
そこにあったのは、綺麗なクリスマスツリーと、大きなステージがあった。
クリスマスツリーの近くへ行くと、サンタ服を着たチャオがたくさんいた。フィナスたちである。
「ようこそ!さぁそこの君!この帽子をプレゼントするよ!」
入口にいたのは、プラカードを持つネウクスと、ノクであった。
「お兄さん!ありがとう!」
子供チャオは、そのサンタ帽を受け取り、喜びながら奥へと向かった。
このサンタ帽は、レンカ特注のサンタ帽であった。
奥に進むと、色々な店や、大きなステージがあった。
ステージには、サンタ服を着たフィナス、サレナ、ユニトの3人と冷夢兄弟、シン、リュードの7人がいた。
7人の両手にはハンドベルがあった。
そうハンドベル演奏である。
順番は、低い音から フィナス、シン、リュード、冷夢、ユニト、雷夢、サレナとなっていた。
「さぁ、始めるよ!3、2、1、はい!」
サレナの掛け声に合せ、ついにハンドベル演奏が始まった。
リンリンリン♪ リンリンリン♪
そして、後から子供チャオたちの歌声が聞こえてきた。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~♪
走れそりよ 風のように
雪の中を 軽く早く
笑い声を 雪にまけば
明るいひかりの 花になるよ
ジングルベル ジングルベル 鈴が鳴る
鈴のリズムに ひかりの輪が舞う
ジングルベル ジングルベル 鈴が鳴る
森に林に 響きながら
♪~~~~~~~~~~~~~~~~~~
次からは、フィナス達が踊りながらハンドベルを鳴らし始めた。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~♪
走れそりよ 丘の上は
雪も白く 風も白く
歌う声は 飛んで行くよ
輝きはじめた 星の空へ
ジングルベル ジングルベル 鈴が鳴る
鈴のリズムに ひかりの輪が舞う
ジングルベル ジングルベル 鈴が鳴る
鈴のリズムに ひかりの輪が舞う
♪~~~~~~~~~~~~~~~~~~
このパーティーは午後9時続いたが、パーティーは大成功でした。


~~~~~おまけ~~~~~
「・・・・この木って最終的にどうするの?」
さっきまでいなかったレンカが木を見ながら、言った。
「さっきの所に戻すけど。」
「あ、やはりね。」

~~~~~あとがき~~~~~
24日に出すって行ったのに、
25日になっちゃったね!
まぁ大丈夫だよね!
後、あまり聖誕祭要素が入っていないね!これ重要だったのにね!

このページについて
掲載日
2011年12月25日
ページ番号
21 / 21
この作品について
タイトル
シルバット学園
作者
フィノクス
初回掲載
2010年7月20日
最終掲載
2011年12月25日
連載期間
約1年5ヵ月8日