第26章 それぞれの戦い(前編

全員「(は・・・ハリセン!?Σ( ̄▽ ̄ノ)ノ)」
だったのだ!
勇者「とにかく・・・急がないといけないみたいだな・・・」
親父「そいでは!」
勇者と親父は猛ダッシュで北へ走っていった。

カイド「フフフ、残りはたったの4人か。楽勝だな」
バロス「・・・」(無口
何㍍も先にいたカイド達がどんどんこちらに近づいてくる!
クロム「ボウズ達、よく聞けよ」
チャイコフスキー「オレはボウズじゃねえ!」
クロムはチャイコフスキーを無視して喋り始めた。
クロム「バロスとかって奴はオレが引き受ける、ボウズ達はカイドって奴を頼んだぞ!」
クロムはそう言うと1歩前へ出た。
ブルース「ね、ねえミルフィーユさん、カイドさんって弱いんですよね???…あれ?ミルフィーユさ~ん???」
そう、なぜかミルフィーユは居なくなっていた。
チャイコフスキー「ゲッ!、ってことはオレとブルースだけかよ!Σ( ̄□ ̄;;ノノ」
チャイコフスキーが少しビビると、カイドはフッと笑った。
ジン「(・・この勝負勝ったな…フフフ)カイド様頑張れ~!」
遠く地平線の彼方でジンは応援した!
カイド「あのヤロ~戦うのが怖くて逃げやがったな!」

一方クロムとバロスは・・・。
クロム「どうしたんだ?かかってこないのかい?」
ハリセン片手に握りしめていると格好が付かなかった!
バロス「・・・そんな物じゃ…時間稼ぎはできないぞ・・・・」
クロム「やってみなきゃわかんねえぞ?」

その頃勇者達は・・・。
勇者「親父、コソコソと逃げるなんてセコイぞ!」
親父「なにをぉ~?お前だって仲間置いて逃げてるじゃないか!」
只今、全力で逃走中。
勇者「・・・刀ぐらいは…届けてやるかな」
そして質屋~。
勇者「え~と、クロムとか言う変な奴の刀を引き取りに来ました~」
質屋の主人「あ~アレね、いらないから3本とも持って行っちゃってよ」
そう言うと主人は3本の刀を持ってきた。
親父「全部で3本なのか。それで、いくらになりますかな?」
主人「3万リング」
勇者「3万!?Σ( ̄▽ ̄ノ)ノ」
いくら何でも高すぎた!
主人「いや~、あのシルスとか言うお嬢ちゃん可愛くてね~。どうしてもって言うから仕方なく3万リングで引き取ったんだけど・・・」
勇者「・・・よし!決心は付いた!親父!再び逃走だ!」
親父「よし!んでは~・・・あ゛」

続く

このページについて
掲載号
週刊チャオ第54号
ページ番号
48 / 51
この作品について
タイトル
しろうと勇者の冒険記
作者
まわしげり
初回掲載
2002年6月27日
最終掲載
週刊チャオ第57号
連載期間
約9ヵ月10日