第25章 走れメロスの様な物(後編)
> カイド「バカな!な、何者だ!」
>
> ???「俺か?俺はクロムってんだ」
> ブルース「あ、あなたはさっきの・・・」
> クロム「おうボウズ達、相当苦戦しているようだな。外が騒がしいから来てみたら驚いたぜ。」
そのクロムをバロスがじっと睨み付けているのにクロムは気が付いていた。
チャイコフスキー「いっとくがオレはボウズじゃねえ!」
ミルフィーユ「お強いんですね~、できれば、助けて貰えるとありがたいんですけど…」クロム「俺もこういうのは好きだからね~。ただ、このナマクラ一本じゃあの2人には勝てない」
ジン「3人だ!」
ジンは影の薄い存在だった!
ブルース「そのもう一本の刀じゃダメなんですか?」
クロムはナマクラを含めもう一本持っていたのだった。
それは前回、シリスが質屋に妖刀を預けた際、なんとか取りあげられなかった妖刀だった。
クロム「・・・コイツは飾りだ」
親父「え゛」
(↑出番少なかった)
クロム「持っていると呪われるが、ずっと持っていれば必ずしや幸せになれる・・・と言われて買った実践ではほとんど使えない刀なのだ!」
全員「(うさんくさ~Σ( ̄Д ̄)//)」
クロム「それでもなんとか時間稼ぎにはなるだろう。その間にココから北にある質屋から俺の刀を持ってきてくれ!」
親父「その役わしが引き受けた!(ここは危険だ!皆には悪いが逃げさせて貰う!)」
勇者「だったらオレも行くぞ。親父のことだから偉そうなこと言って逃げそうだからな」図星だった!
勇者「それに、オレは今魔法が使えない。ココにいるよりはずっといいだろ(ここは危険だ!皆には悪いが逃げさせて貰う!)」
親子揃ってどうしようもなかった!
チャイコフスキー「分かった!頑張れよ!」
ブルース「その間は僕達がくい止めます!急いでください!」
ミルフィーユ「それじゃ・・・いってらっしゃい!」
勇者&親父「・・・」
皆の視線が痛かった!
カイド「まあいいだろう。オレも戦おう。バロス、行くぞ!」
クロム「戦闘開始ってか・・・」
クロムがそう言いながら刀を抜くと・・・なんとそれは!
全員「(は・・・ハリセン!?Σ(゜Д゜)//)」
だったのだ!
勇者「とにかく・・・急がないといけないみたいだな・・・」
親父「そいでは!」
勇者と親父は猛ダッシュで北へ走っていった。
続く~