第24章 カイド再び!(くどい編)

~サムライ村のとある大きな広場~

結局戦うことになったらしく、ブルース達も広場に連れてこられた。
チャイコフスキー「ったく、なんでこ~なるかねぇ。しかも・・・広場の周りに居る連中はなんだ?」
広場の周りには村人達が祭り騒ぎのように騒いでいた。
カイド「フフフ。ショーは客が居た方がいいと思ってな。みんなにはバレンタインデー特別イベントと言っておいた」
勇者「バレンタインに格闘するイベントなんてやるかよ(^^;」
村人達は鈍かった!
ブルース「でも、相手は弱いんですよね?なら大丈夫!・・・かも」
勇者達から数十㍍離れた先にはカイド達が居て、その後ろにはカイド達の者と思われる巨大な飛行船が放置されていた。
カイド「フフフ、ちょうどうちには用心棒を雇っていてね。ついでだから実力を見せて貰おうか」
後ろの飛行船からその用心棒は下りてきた、と言うかバロスだった!
勇者「何ぃぃぃいい!?」ミルフィーユ「あはは(^^;」
カイド「知り合いか?」
カイドがバロスに話しかけた。
バロス「・・・まぁな」
ジン「カイド様、分かっていると思いますが、くれぐれもヘル・バーンだけは使わないでくださいよ。使うとローン63年の飛行船までが巻き込まれますから」
空しい忠告だった!
カイド「分かってるよ!なぁに、アレを使わなくても十分勝てるさ」
ジン「フハハハ!お前ら~覚悟しとけよ~、まるこめ団幹部のカイド様が本気を出したらどうなることか」
ジンは勇者達を驚かせるつもりで言った。

勇者「え?アイツってまるこめ団だったの!?」
チャイコフスキー「バロスとか言う奴もヤバそうだな・・・」
ブルース「ひぃぃ!もうまるこめ団とは関わりたくないよぅ!」
まるこめ団という言葉でみんなは緊張してきた。
親父「・・・わしの目がおかしいせいだと思うが、的の数が少なくても200は居ると思うのは気のせいかな?」
全員「いいや」
勇者達は固まっていた!
ミルフィーユ「卑怯よ!そんなに沢山!」

カイド「卑怯?何を言う。これは作戦なのだ!勝つための作戦だ!正々堂々と作戦を実行してなにが悪い!」
ただの言い訳にすらならなかった!
カイド「者共、行け!勇者を倒した奴にはオレからのバレンタインデーチョコをくれてやる!」
手下達「(これも仕事TT)」
戦おうとしながらも心中では号泣していた!

続く

このページについて
掲載号
週刊チャオ第50号
ページ番号
44 / 51
この作品について
タイトル
しろうと勇者の冒険記
作者
まわしげり
初回掲載
2002年6月27日
最終掲載
週刊チャオ第57号
連載期間
約9ヵ月10日