第20話 2人の救世主?(前編)
>兵士1「了解したぜバカヤロ~!!」
>そう言うと兵士1は勢いよくドアを閉めた。
>ブルース「どうしよう・・・僕の強さなら勝てるかもしれないけど、ラフィンさんを倒しちゃったなら・・・う~ん・・・怖いよ~」
一方、勇者達は『○○県××市△△町』の入り口まで来ていた・・・匍匐前進(ほふくぜんしん)で!!
ミルフィーユ「勇者さん・・・なんでこんなことを?」
ちなみに匍匐前進にミルフィーユもつき合わされているのである。
勇者「忘れたのか!?アイスランドでは兵士達が入り口に居たせいでいきなり捕まったんだ!!今度もないとは言い切れないぞ!!」
望遠鏡で町の様子をうかがいながら勇者が言う。
ミルフィーユ「そんなこと言ったって町は平和そのものじゃない」
ミルフィーユの言うとおりだ。
町はいぎやかでとてもそんな風には思えない。
勇者「しかし!!3日前、アイスランドで寝ているときにこんなお告げが・・・」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~「は~い♪天使のジェルフェちゃんの登場ですよぉ~」
お、お前は確かこの前ナイアガラがどうのこうのとか言う・・・。
「そうですよぉ~。それでもってぇ~暴露しちゃいますとぉ~、『光の者』の正体は私なんですぅ~」
・・・ウソォ~!!とも言い切れないか。でも、喋り方がぜんぜん違う・・・。
「あれは「どんな常識の無いやつでも敬語が喋れるDX」という機械を使っていたんですよぉ~。まぁ使うのがめんどくなっちゃったから今は使ってないんですけどね~」
『どんな機械だ!!』
ふ~ん。
『納得してしまった!!』
「ロイヤルプリンスがんばれよ!!町では大変な目に合いましたねぇ~。チャオル・ザ・カギツメと言うやつは本当はですね~・・・!?まずいですぅ~。無断で下界の人に通信していることがまたばれたら私はぁ~!!」
どしたの?
「神様がこっちに向かっているみたいなんですぅ~。」
見つかるとまずいの?
「実は私、この前勝手に魔法使って下界のチャオを半殺しにしちゃったんですぅ~」
ラフィン達のことか・・・。
「そうなんですぅ~。だから通信などの下界のチャオと接することを禁じられているんですけどぉ、大事なことをあなたに言わないと・・・」
なに?
「え~ゴホン!次の町でまたハプニングが起こるでしょう~。しかぁ~し、力を貸してくれるバカとアホがいますぅ~。だからその人達の助けを借りればぁ~」
なんとかなるってわけ?
「ピンポ~ン!ついでに言うとぉ~敵のブルースがなか・・・あ・・・」
え?どしたの!?ブルースがなんだって!?
「ごめんなさ~い!!ええですからその・・・通信を・・・ひっ!!めんごめんご!!ゴメリンゴ!!・・・そんなぁ~!!買い食い禁止だなんて・・・あんまりですぅ~!!」
『どんな会話だ!!』
・・・・
「勇者さん、ごめんなさ~い。また見つかってしまいましたぁ~というわけでさよぉ~ならぁ~」
ちょっと~!!ブルースってのは今度こそ女の子なんだよね~!?
『くどい奴だ!!』
続く