第15話 BIG FORCE
>光の者「降参しますか?・・・!?」
>光の者がそう言ってふと上を見ると弾かれた剣が降ってきました!!
>光の者は慌てて避けました・・・が、剣は光の者のマントに突き刺さり、光の者の顔をホールのチャオ達が見たとたん勇者とミルフィーユを除く全員がまるでバケモノを見たような顔であるチャオの名前を口にしました。
>「ち、チャオ!?」
>と・・・・は!?チャオ!?
「・・ル・ザ・カギツメ!!」
そこには細めの優しそうな顔のライトカオスが立っていた。
勇者&ミルフィーユ「・・・・誰?」
王様は勇者達に慌てて言った。
王「奴の名は『チャオル・ザ・カギツメ』といい、まるこめ団の四天王の一人だ!!早くそいつから離れろ!!」
勇者&ミルフィーユ「!?・・・四天王って何?」
王様はまた話し出しました。
王「要するにまるこめ団の幹部(4人)のようなものだ!!いいから離れろ!!」
王様がそう言った瞬間に光の者(チャオル・ザ・カギツメ)は王様のそばに現れてそばにあった宝箱の中から『今日からあなたもケッケッケッ』と書かれた本を素早く取りだした。
チャオル「これが究極光魔法の秘伝書・・・なんだか本みたいですね」
説明しよう!!
この世界には魔法の一覧表(魔法の収得方法などが載っている本)の本として売られている本があり、『今日からあなたも』シリーズもその中のひとつだ。
この本はなかなか人気があり、かの有名な魔法使いチャオ『ハヒ・ふへほ』が書いた本である。
『ハヒ・ふへほ』は全ての魔法が使えると言われ、魔法使いチャオはもちろん僧侶、精霊、召喚使いなどの職業のチャオ達のあこがれの的だったという。
しかし、寿命で1年前に死んでしまい、ハヒ・ふへほが書き残したという魔法の一覧表を本にして売ったそうだ。
しかし、中には究極魔法などの危険な魔法の一覧表もあり、それはこの世界に万が一の事があったときのみ、使うことを許され、孫であるせんべい王に預けられたとのことである。ちなみにミルフィーユは『今日からあなたもヒッヒッヒッ』という本を持っている。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~王「返せ!!貴様ごときにその本はやれぬ!!」
王は慌てて立ち上がった。
会場はパニック状態になってしまいました。
叫び声や逃げ出すチャオ、もうめちゃくちゃです。
チャオル「勇者君、ミルフィーユさん、悪く思わないでくださいね。これも仕事なんですから」
すると勇者は適当にこんなことを言ってしまったのだ!!
勇者「さてはお前!!ライトアイテム(第4話参照)を全て手に入れてライトヘヴンに行く気だろ!!」
ピタッ・・・会場の叫び声は止まり、次第にチャオ達はこんなことを言い始めた。
「もしかしてライトヘヴンに行ったらそこを荒らす気か!?」「確か他には『天女のどっこいしょ』っのと『ライトスコープ』っのがいるんだったよな?」ザワザワザワザワ
チャオル「・・・ばれてしまったようですね。それでは残念ですが、皆さんにはあの世に行って貰いますか」
チャオルはそういうと本を懐に入れて会場の天井にくっつきそうなくらい飛び、下に手を翳して言った。
チャオル「ソウル!!」
「ソウル」
光魔法
収得レベル62
「自分の精神をダメージに変えて敵に与えると言う技」
チャオルの手から眩しい光がどんどん現れて次第に大きくなっていく!!
そして会場のチャオ達に向かってその巨大な光が発射された。
「ぎゃ~~!!」
と、なにやらミルフィーユがぶつぶつ言っている。
ミルフィーユ「ブツブツブツ・・・」
巨大な光が会場のチャオ達に激突するその瞬間!!
ミルフィーユ「・・・シルド!!」
カッ!!
ソウルと負けないくらいの膨大な光がミルフィーユと会場のチャオ達を包む!!
そしてチャオルとミルフィーユの光が激突して数秒経つと・・・光は消えた・・・。
チャオル「ば、ばかな・・・」
勇者「み、ミルフィーユ・・・ちゃん?」
王「あわわわわわわわ」
ミルフィーユ「・・・・あれ?」
全員「なにィィィィィィ!!?」
続く