~太陽編~第四十六話 空飛ぶ戦士たち
サンを助けて、ヴァルサの話を聞いた後、サンの用事があるという蝙蝠の四十万へと向かうことにした。
船も使わずに、炎に包まれて海を浮かんでいくサン達。
その島は、中心に蝙蝠の形をした黄金のオブジェがある。
サン「おーーーーう!!」
『あ、サン!』
『サンだ!』
どうやらサンは知り合いのようで、ご馳走を用意されて歓迎された。
ジースが一番喜んでいるようで、ご馳走をあっという間に平らげた。
???「よくぞ来て下さった。約束どおりじゃ。礼を言う。」
サン「いいよ、バッドの爺さん。俺も助けてもらったんだし。」
ジャロン「俺も助けて・・・貰った?」
バッド「そうじゃ。サンが来たのは、丁度・・空の闇が晴れた頃かの・・・」
―デスベルグ戦、後
サン「うわぁぁぁぁぁぁぁ!!」
吹き飛ばされたサンは、そのまま空から落ちていった。
その途中、大きな羽の生えた戦士に助けられ、この島に辿り着いた。
????「大丈夫ですか?」
サン「ああ・・・・う・・・」
そのまま倒れたサンは、病室へ運ばれ、手当てされた。
やがて意識を取り戻したサンは、バッドの村長から願を受けた。
バッド「その、黄金のオブジェ・・・それに纏わり付いている闇を払って来てくれんかの?」
サン「それなら、他の強い奴等がいるんじゃねえの?」
バッド「ガラクスは護衛隊じゃし、強きものは他におらん。そなたが遣ってくれれば・・・」
「OK」と行ったサンは、森の奥深くへと走っていった。
黄金のオブジェに到着すると、蝙蝠の形は闇に覆われ、よく見えなかった。
サン「これを太陽の光で・・・放つ!」
????「待て!」
光を打ち払って、見覚えのあるチャオが降りてきた。
群生を率いて、ガラクス・・サンを助けたチャオが出てきた。
ピュアの、ダークヒコウだ。
ガラクス「貴様がデスベルグ様を倒したことは判っている。」
サン「デスベルグ「様」!?まさかお前、闇の・・・・」
ガラクス「戦士たちよ、奴を捕らえろ!!」
そして―激戦が始まった。
飛べないサンは炎で翼を作って、空を飛んだ。
炎で蹴散らし、ガラクスだけしか残っていなかった頃・・・・
ガラクス「中々やるな。」
サン「お前よか、強いぜ。」
ガラクス「・・・来たか・・・・・」
赤いダークヒコウのチャオと、青いダークヒコウのチャオが、空を旋回しながら降りてきた。
格が違う・・・ガラクスと格が違う。
そう思ったサンは避ける準備をしたが、遅かった。
なにかを叫ぶと、サンは気絶してしまった。
バッド「サン!アレはサン!」
サン「く・・・・・必ず・・・お前等を倒してやる・・・覚悟しろ・・・・」
バッドに最期の笑顔を送ってから、サンはあのカプセルへと転送された。
バッド「と、いうわけじゃ。」
サン「つまり。ガラクスと赤と青の奴等に・・・リターンマッチだ!!」
ジース「そういうの好きだぜ!気に入った!俺も手伝う!」
続く