~太陽編~第二十八話 ジュエルの守護神「永久不滅」
サン達は太陽のジュエルを求め、太陽へと足を運ぶ。
順調に進んでいったサン達だが、あと少しで、亡霊戦士の妨害を受ける。
しかし、クルトの光攻撃で全滅。
サンは台座へ駆けるが、守護鳥、不死鳥の妨害に出会う。
サン「だありゃああ!!」
クルト「無駄だ!そいつに何をしたって、通用しない!」
剣で斬っては見たものの、再び再生する。
勿論、炎技が効かないことは分かってるので、サンでもそんなことはしない。
クルト「僕の攻撃でやるしかないな。はっ!」
剣から放たれる光で、不死鳥の羽を一枚ずつ浄化していく。
・・・つもりだったが、不死鳥の体に吸収され、全く効いていない。
サン「こうなったらぁ、アルティメット・デスティニー!」
炎と雷が交わり合い、一筋の光の線となる。
それは不死鳥に直撃するが、またしても吸収されてしまう。
クルト「こうなったら・・・弱点を探すまで!」
サン「光系は駄目なら、これでいくぜえ!」
第二の合成究極技を放ち、雷と炎は順々に交じって行く。
そして、疾風となり、不死鳥を切り刻む。
クルト「よし!」
サン「駄目だ」
不死鳥は体全体を軽く再生してしまった。
だが、そのとき、胸の辺りが光ったのを、クルトは見逃さなかった。
クルト「サン。もしかしたらだけど、胸の辺りに何かある。」
サン「胸の辺り・・?そうか、核だ!」
クルト「おそらくは。だけど、そこまで届く間に再生される。」
サン「俺に任しとけ!」
サンはジャンプして、剣を投げる。
勿論狙いは核。
だが、炎で防がれてしまい、サンの手に戻る。
サン「弱点みーっけ。」
クルト「そうか。その手があったか!」
サン「もう一発行くぜ!」
さきほどと同じ手で、サンは剣を投げる。
だがさっきとは少し違う。
なぜなら不死鳥の炎を吸収させた為、最強の炎が宿っているのだ。
つまり、今なら不死鳥の炎を、貫ける。
サン「それによって不死鳥は翼で防御するよな。だがそれも狙い通り!」
サンは走って、中に浮かんでいる、翼で防御された剣に手をかける。
クルト「サン、時間が無い!」
サン「分かってらぁ。一発で終わりにしてやるぜ。」
サンは波動で空気中に浮かんでいるが、浮かんでいるのはギャラクシーだ。
そして、翼で防御し続けたまま、時間だけが経過していく。
サン「いくぜええ!!アルティメット―ヴログラストォ!」
翼のエネルギーさえも吸収したまま、不死鳥の炎と一緒に核を貫いた。
何が貫いたか。それは炎ではなく、紫のエネルギー弾だった。
クルト「これが太陽のジュエル・・・・」
サン「さぁ、持って帰ろうぜ・・・
ジュエルを手に取った瞬間、地震が起こり、その場は崩れてしまった。
崩れかけていく光景の中、サンが見たものは、クルトが炎に包まれていくところだった。
続く