~太陽編~第二十七話 いざ、太陽へ
サン達はコーラシアを上り、頂上に到着する。
そこでは、かつて、光の城で出会ったセレナが居た。
セレナは、「太陽に行き、太陽のジュエルを取って来い。」と言い、サンは行く決心をする。
その同行、クルトは、三年前に共に戦って来た者だ。
既にワープが済み、サンは今、太陽にいる。
サン「ふぅ。ここは・・・」
地面から炎が吹き出ていた。
太陽の表面のようだ。
しかし、サン達は熱くない。
なぜか?それは、体が太陽の熱に対応してしまっているからである。
クルト「僕等は元々、太陽に住んでただろ?だから平気なのさ。」
サン「んなこと知ってるって。それよりどこにいけば・・・・?」
クルト「あそこだ。」
遠くのほうに小さく光ったものを見つけた。
そこへ走ってみると、祭壇と呼ぶには少し小さげな、縦長の物体だった。
クルトはその物体をどかして、地下へ入る。
といっても、実際には階段も何も無く、落ちる「落とし穴」のようなものだが。
サン「この奥に太陽のジュエルってのがあんのか?」
クルト「だけど、それを取るには太陽の亡霊戦士が大勢居る中、どんな熱にも屈しない、鳥を倒さなければ。」
サン「鳥・・・・・かぁ。いってみるか。」
重たそうな扉をゆっくりと開け、中に入ってみる。
一見何もなく、真正面に、台座があり、そこに宝石のようなものが浮かんであった。
クルト「あれです」
サン「おっしゃあ!」
クルト「サン!」
サンは無我夢中で駆け出す。
だが、突然暗いチャオ達が現れ、兜と鎧、さらには剣まで持っている。
サン「こいつらは・・・・亡霊・・・?」
クルト「その先に居るんだ。だけど任しておけ。そいつらの弱点は!!」
サン「光だな」
クルトは光を自由自在に操れる。
光を拡大させ、亡霊戦士たちを見事に浄化させていく。
これで大半の亡霊戦士は消えた為、サンが走る。
サン「いっただきい!」
クルト「危ない!」
もう少しで手が届くと言うところで、突風によって飛ばされてしまった。
天井から、真紅の翼を持つ、鳥・・・いや、燃えている・・不死鳥が現れた。
サン「鳥か?」
クルト「英語で「フェニックス」だな。」
サン「いくぜ!」
続く