~太陽編~第二十六話 混沌の祭壇

サンたちはコーラシアの頂上へいき、不思議なチャオに出会う。

そのチャオは天から来たらしく、秘法にまつわる話を知っているという。

「そう。私の名前は天語でいうと$@#”+**ですが、分かり難いので普通に言います。」

サン「最初ッからそうしろ」

セレナ「セレナです。」

サンは目が丸くなる。エンペラーは顔色を変えず、じっとしている。

サン「セレナって・・・あの?」

セレナ「はい。あそこは・・光の城はこの世の存在ではなく、冥界と天と地を結ぶ城なのです。」

エンペラー「その証拠に、あの洞窟は過去へつながっていましたでしょう?」

言われてみれば・・・とサンは呟き、セレナは話を続ける

セレナ「秘宝は何処にあるかというと、混沌の祭壇です。そして、秘宝は・・・・」

サン「混沌の祭壇に行きゃ分かるこったろ。いくっぜええええ!」

エンペラー「どうやっていくつもりですか?」

サンは腕を上げたまま立ち止まる。
表情も固まっている。

サン「エンペラーのカオスコントロールで・・・」

エンペラー「地上内ではないから無理ですね。」

セレナ「私の力でやりますよ。」

光に包まれて、暗い場所へと移動する。

地面は金色で、前と変わっていない様子だった。

エンペラー「サン、コチラへ。」

祭壇の中央へ案内され、周りを見渡すと封印石が安置されていた。
だが、辺りに気配はしなかった。

サン「封印石?」

エンペラー「そうです。かつての八賢者は封印石ナゾ無くとも救う力を操れました。しかし、デスベルグという悪魔が現れたことによって、力を封印し、魂と共に闇を封印したはずでした。」

セレナ「しかし、運命の歯車が狂い、エンペラーが闇に操られ、ムーンの記憶も戻りかけ、デスベルグの封印も解けかかっています。」

エンペラー「そこで、サンの仕事は、太陽に行って、その中心部にある「太陽のジュエル」をとってくるのです。」

サンは少しも驚かなかった。急に真剣な顔つきになり、精神統一する。

サン「太陽にいけるのは俺だけだからな。いくぜ。」

「そんなことありませんよ。」

アクアマリンの、サムライチャオが現れた。
サンとは親しげに話しかけるが、エンペラーは知らないようだ。

セレナ「クルトです。私が連れてきました。サンと共に太陽へ行ってもらいます。」

クルト「さて、行こう。僕と一緒に。」

サン「OK!太陽のジュエルを手に入れに行くぜ!」

続く

このページについて
掲載号
週刊チャオ第160号
ページ番号
52 / 98
この作品について
タイトル
真・月と太陽の物語
作者
ろっど(ロッド,DoorAurar)
初回掲載
週刊チャオ第147号
最終掲載
週刊チャオ第177号
連載期間
約6ヵ月30日