~太陽編~第二十五話 コーラシアの護り神

サンは、ムーンと闇ムーンの力に苦戦しながらも、第四の究極技によってなんとか勝利を得る。

終わったのはいいものの、試練の間は崩れ始める。

サン「げげぇ・・・やっぱり壊れるのか?」

(仕方ない。貴様に秘宝の力を授ける。)

エンペラー「お願いします。」

ギャラクシーに光が宿り、サンの手から放れ、空中に浮かぶ。

天空から光が舞い降りて、ギャラクシーの刃が紅くなる。

サン「で、秘宝ってのはなんなんだよ?」

(天空の塔へ行けば分かること。さぁ、ここはもう用無しになる。)

エンペラー「サン。早く行きましょう。」

今まで通ってきたところを引き返し、地上へ戻る。

そこではリュキが待っており、事情を話し、天空の塔が何なのかを聞く。

リュキ「天空の塔は、コーラシアの古代名詞です。ここに栄えていた文明は、コーラシアを建てると、地下へと非難しました。」

サン「なんで?」

エンペラー「コーラシアになにかあるようですね。行きましょう。」

サンの言葉は無視し、コーラシアへとリュキが案内する。

前とは全然変わっていなかったが、やはり扉は壊れていた。

リュキ「僕は塔に入ってはいけません。ここでお別れです。」

サン「なんで?」

エンペラー「やはり邪念が篭っていますね。行きましょう。」

リュキは入り口から湖へと歩いていく。
サン達はかつて来た塔をゆっくりと登っていき、あっという間に頂上へついた。

サン「あれ?封印石と、ラストロードがない。」

エンペラー「役目を果たし、消えたのか、あるいは・・・・」

「待っていましたよ。」

頂上について、考え込んでいると、ヒーローの目をして、六枚の翼を持ち、天使の輪を持つチャオが、現れる。

色は光っているので、分からず、形はニュートラルノーマルだ。

サン「あんた誰?」

エンペラー「コーラシアの頂上へは誰もこれないはず。ということは。」

「はい。私は天より参りました。ムーン様としか会ってませんので知らないとは思っていますが。」

サンには事情が分からないので、混乱している。

しかし、エンペラーは分かるらしく、怪しげな目つきで見ている。

「エンペラー。私が助けた頃より、闇が浄化されています。」

エンペラー「はい。多分、そばにサンが・・・・」

サンはいなかった。

「?サンとは一体?」

エンペラー「いえ、僕にも分かりません。」

なぜかサンは階段を上がってきた。
息を切らしており、疲れて座り込んだ。

サン「やべえ・・・ついつい落ちちまった。」

「・・・・・とりあえず、ここに眠る秘宝の話をさしてあげましょう。」

続く

このページについて
掲載号
週刊チャオ第160号
ページ番号
51 / 98
この作品について
タイトル
真・月と太陽の物語
作者
ろっど(ロッド,DoorAurar)
初回掲載
週刊チャオ第147号
最終掲載
週刊チャオ第177号
連載期間
約6ヵ月30日