~太陽編~第二十四話 炎の第四の究極技

サン達は試練の途中、ムーンと闇ムーンの力によって、ぼろぼろになる。

そんな中、サンは光の城以来の、合成究極技を放つが、相手の合成究極技によってはじき返される。

そして、相手の究極技の中で、サンはエンペラー戦の時、最後に放った技を使おうとする。

が、サンは衝撃波に隠れ、姿も分からない。

(どうする?まだ試練を続けるか?)

エンペラー「既に終わってますよ・・・・」

(奴がいなくなった時点で妥協か。ならば試練は・・・・)

エンペラー「意味が違います。」

究極技の衝撃波で、サンはどうなったのかも分からないはずだが、エンペラーは勝利を確信していた。

衝撃波はまだ止まず、ムーンたちも無表情でじっとしている。

(まだやる気か?)

エンペラー「衝撃波が止んだら・・・修行の成果が分かります。」

(・・・・・・・)

そして、いよいよ衝撃波の威力が薄れていき、サンの姿も見えるはずだった。

しかし、その中にサンはいなかった。

(やめておけばよかっただろう。さあ、終わりだ。)

エンペラー「上です」

ムーン達は気づいていたが、サンは身体に無数の傷を負いながらも、ジャンプして剣を振りかぶったままだった。

ギャラクシーは虹色に輝いており、波動が溢れている。

(まさかあの衝撃の中で・・・・・)

エンペラー「ムーンの主な技の種類は、相手の技を弾き返す。ですが、サンの自己流の主な技は、相手の技を自分のものにする。」

サン「いっく・・・ぜええ・・・・・」

半目になりながらも重力に逆らって落ちていくサン。

その声は弱々しく、今にもぶっ倒れそうな感じだ。

ムーン達は剣を構え、技に対する準備をする。

サン「アルティメット・・・・ヴァリアックス!」

吸収していた技を、炎に巻き込んで一気に飛ばす。

虹色に輝いていた剣は徐々に灰色になっていくが、衝撃波に色が移っていくようだ。

ムーン達は弾き返そうとするが、技をまた貫いて、自分の衝撃波に加えてしまう。
そして、ムーン達は諸に技を喰らう。

(馬鹿な。・・・・・)

エンペラー「終わったでしょう?」

サン「勝ったぜえぇぇ・・・」

続く

このページについて
掲載号
週刊チャオ第160号
ページ番号
50 / 98
この作品について
タイトル
真・月と太陽の物語
作者
ろっど(ロッド,DoorAurar)
初回掲載
週刊チャオ第147号
最終掲載
週刊チャオ第177号
連載期間
約6ヵ月30日