~太陽編~第十五話 白き混沌VS赤き太陽(前編)

サンは過去の光の城へ、ある洞窟から移動してしまう。
そこで、セレナの魂を抜き取った犯人と思われる、白いチャオが居た。

その白いチャオは、額に紋章がつき、後頭部には角がはえて、ダークカオスのような後ろ髪がある。

少し時間がたつと、後ろ髪を、一つに結び、「タオ」のマークが入った紐をつける。

サン「混沌の力を使うというわけか。上等だぜ!」

「もう既に僕を忘れてしまいますとは。あのときは緊急でしたから仕方なかったかもしれません!」

光の剣と、サンのギャラクシーがぶつかり、火花を散らす。
光の剣は分解し、サンは微笑する。

サン「スキありぃ!」

「僕がわざと、分解させたとしたら・・・・?」

サン「な!」

先程の光が、サンを取り巻く。
ギャラクシーは地面に落ちてしまい、サンは丸腰で、しかも動けない。

「ではいきます。」

今度は闇の剣を取り出し、サンを切裂く。
だが、サンは負けずとばかり、自力で光の鎖を破る。

サン「どうでぇ!?」

「まさか貴方がそこまでやるとは。思いもしませんでしたよ。しかし、僕は貴方の究極技はよんでいます。」

サン「自信たっぷりだな!じゃあくらってみるか!アルティメット・ヴァルデュオス!」

三匹のほのおの龍が、爆炎となり、白いチャオを焼き尽くす。
燃え盛る火炎は、まだやまない。

「フフフ・・・遅いですよ。」

すると突如、背後から剣で切り裂かれたような感覚がはしった。
後ろを振り向くと、・・・白いチャオが居た。

サン「光速移動・・・・いや、瞬間移動か。」

「では、とどめです!」

混沌・・・・光の闇が混じった剣を作り出し、サンに向かっていく。
サンはギャラクシーを強くもつと、集中する。

サン「アルティメット・デスティニー!」

「アルティメット・カオスセイント!」

稲妻と炎が合成していき、一筋の光となる。
だが、白いチャオは混沌の剣で、光の輝きが倍増し、一筋の「光」が混ざり、サンに向かっていく。

「合成跳ね返し!」

サン「なら、これならどうだあ!アルティメット・ギガソード!」

ブラックホール状に巻き込まれていく炎と雷は、紫電となって、光を押し返す。

白いチャオの表情に、焦りの表情が浮かぶ。

「どうやら、貴方にはこの技を使うしかなさそうです。アルティメット・カオスジェノン!」

光と闇が渦状に巻き込まれ、混沌の稲妻となる。
紫電とぶつかり合うが、紫電は消されてしまい、サンに直撃する。

サン「ちく・・・しょう・・・・」

続く

このページについて
掲載号
週刊チャオ第154号
ページ番号
31 / 98
この作品について
タイトル
真・月と太陽の物語
作者
ろっど(ロッド,DoorAurar)
初回掲載
週刊チャオ第147号
最終掲載
週刊チャオ第177号
連載期間
約6ヵ月30日