~太陽編~第十六話 白き混沌VS赤き太陽(後編)

サンは謎の白いチャオと闘っている。
その白いチャオは、次々にサンの技を消滅させていく。

サンは絶体絶命だ。

「どうしました。もう終わりですか。」

サン「まだまだあ・・・やるぜ・・・・」

剣を杖にして、立ち上がる。
だが、その行動は遅く、大分まいっているようだ。

「仕方ないですね。楽にしてあげましょう。」

サン「がは・・・・」

白いチャオは、拳で一発、腹を殴る。
サンは倒れるが、又立ち上がる。

「・・・・まだ起き上がりますか。」

サン「俺はなあ・・・帝王を倒した奴だぜ・・・貴様如きに負けてたまるか!!」

「(どこからこんな力が・・・?それに・・・・)」

サンは炎の鎧をまとわせ、剣にも炎が宿る。
とてつもなく辛い顔で、話し始める。

サン「俺は・・・・ぜってえ負けねえぞ!覚えておけええええ!!!」

「なに!?」

サンの闘争心に応えたのか、ギャラクシーは物凄い炎を上げる。
同時に、サンの鎧も大きくなり、翼ができる。

サン「ヘルバーニングモード!」

「炎が倍増した・・・・」

サン「アルティメット・ヴォルスゲイザー!」

全ての炎を剣に込め、炎は舞い上がる。
そして、白いチャオのほうへと向かっていく。

炎は四神の「朱雀」をかたどり、白いチャオを焼き尽くす。

「フフ・・・久しぶりに楽しみになりましたよ。貴方の成長する姿が・・・」

白いチャオは「フッ」と消えると、サンの背後に回る。
それと同時に、サンは倒れてしまう。

ラニア「サン!」

戦いを見ていたジルフとラニアが駆けつける。
だが、両者とも笑顔である。

ジルフ「サンと闘っていただき、感謝します。」

ラニア「僕も同じ感情です。」

「僕は以前、まぐれだろうが、僕を倒した者の力を見に来ただけ。感謝されるなんてとんでもありませんよ。」

そのチャオは光でサンを包み込ませると、傷がどんどん回復していく。
ジルフが話し始める。

ジルフ「貴方がいませれば、戦力にありますゆえ、どうこうしていただけないでしょうか?」

ラニア「コチラからもお願いします。賢者様。」

「勿論ですとも。これからはこの僕、八賢者三番手、皇帝王エンペラー・カイザースが同行いたします。」

続く

このページについて
掲載号
週刊チャオ第154号
ページ番号
32 / 98
この作品について
タイトル
真・月と太陽の物語
作者
ろっど(ロッド,DoorAurar)
初回掲載
週刊チャオ第147号
最終掲載
週刊チャオ第177号
連載期間
約6ヵ月30日