~月編~第十六話 準決勝2

いよいよブロック決勝。メガロVSゼインの試合である。

ゼイン「降参しておくんだな。どうなってもしらねえ!」

メガロ「こ、こいつ・・・・仕方ない。降参しておこう。」

「(ええ!?チャンスなのに!?)準決勝出場者・・・ゼイン選手!」

そして、ムーンの番だ。相手はベロキとか言う。

ムーン「きていいよ。」

ベロキ「俺の槍に、そんな剣で勝てるとでも!?」

ムーン「究極技・・・・かましてやろうか?」

ベロキは空気を切裂く。すると、大きな衝撃波が生み出される。

ムーン「こうか。」

同じように、ムーンも空を切る。すると、衝撃波が生み出される。しかも、ベロキのより大きい。

ベロキ「なにぃ!?」

ムーン「へへ・・・面白い。」

ベロキ「じゃあ、これでいくぜ。」

やはりさっきと同じパターンだ。高く飛んで、突進する。
ムーンは避け、追撃も避け、更なる追撃も避けまくり、稲津まで吹き飛ばしてかってしまう。

「準決勝出場者・・・・ムーン選手!」

そして・・・・・・いよいよ準決勝だ。
参加者は、間近で見ることができる。

アナウンスが鳴り響き、決勝が始まる。

ファインと・・・スノウだ。

ファイン「ほう。」

スノウ「あらら・・・あんたは・・・」

スノウは性格が変わったように、親しい目つきになる。そして、飛び掛る。

ファインはそれを避け、衝撃波で弾き飛ばす。だが、場外落ちはしなかった。

スノウ「やっぱりあんたは・・・・勝てるわけないけど、やりますか!」

ファイン「いい心がけだな。」

ムーン「(勝てるわけ・・・ない!?)」

ファインは主に衝撃波を使い、格闘技を防いでいる。
ここからは、攻防戦の嵐だった。

攻撃し、守る。攻撃し、守る。きがつけば、既に一時間は経過していた。

スノウ「やっぱり・・・・強いね。」

ファイン「そろそろ、決着をつけさしてもらうぞ。」

スノウはアナウンサーにささやく。

「スノウ選手、危険と言うことなので、決勝出場者・・・・ファイン選手!」

またまたアナウンスがかかる。次の試合が始まる・・・・と。

ゼイン「ムーン・・・・お前と戦える日を待ちわびたぞ。」

ムーン「僕もだけど・・・・OK!全力でいくよ!」

ゴングが鳴る。と同時に、二人とも間合いを取り始める。

ゼイン「クリティカルトリック!」

ムーン「クレセントサンダー!」

ほぼ互角だった。剣捌きを稲妻で留めた。

ゼイン「ライオットブレイク!」

ムーン「ミラーシールド!」

剣ははじき返され、自分が切裂かれることとなる。

ゼイン「つええなぁ。いくぜ、ライオットブレイク完全版!」

ムーン「今の僕には・・・・誰も・・・敵わない・・・フルムーン・アルテマ!」

稲妻の球体が、ゼインを取り囲む。ゼインはその中できりさき、自分にダメージを負わせてしまう。

稲妻が乱反射し、球体は薄れていく。

ゼイン「くらえぇ!」

ムーン「カオス・ムーン・ブレード!」

突然辺りは真っ暗となる。日食だ。何が起こったのかわからず、ただひたすら明るくなるのを待った。

明るくなると・・・・ゼインは気絶していた。

「決勝戦出場者・・・・・ムーン選手!」

続く

このページについて
掲載号
週刊チャオ第154号
ページ番号
30 / 98
この作品について
タイトル
真・月と太陽の物語
作者
ろっど(ロッド,DoorAurar)
初回掲載
週刊チャオ第147号
最終掲載
週刊チャオ第177号
連載期間
約6ヵ月30日