~月編~第十五話 準決勝
Aブロックの、準決勝が終了した。次は、B、Cブロック準決勝である。
「引き分けのものがいるため、2と3の試合となります。準決勝、ゾウログVSファイン!はじめぃ!」
お互いに一言もしゃべらなかった。相手を、見切ろうとしてるのだ。
ファイン「フン。ゾウログ・・・か・・。魔術で有名な・・・奴だな。」
ゾウログ「では、覚悟はできている。ということだな?」
ファイン「それはこちらの台詞だ。」
ゾウログ「魔術・・・・千々!」
空から、無数の槍が降ってくる。ファインは、動いてるわけでもないのに、あたっていない。
ファイン「どうした?命中しないぞ?」
ゾウログ「く・・・魔術・・・・・
ファイン「無駄だ。」
瞬間的な出来事だった。闇の衝撃波が、ゾウログを弾き飛ばした。無論、場外負けである。
「勝者、ファイン選手!では、引き続き、Cブロック準決勝、ジェスVSゼイン!開始!」
ジェス「さて、繊細かつ柔軟な・・・・
ゼイン「黙れ。」
相手の間合いに移動したゼインは、堂々と一発殴る。
ジェス「な、なにを・・・」
ゼイン「俺は今、猛烈にいらついてるんだよ!」
もとい、ゼインはジェスをたこ殴りにした後、地面に叩きつけて気絶させる。
「しょ、勝者・・・・・ゼイン選手・・・」
ムーン「残虐非道・・・・・」
クレス「血も涙もないって奴かな?」
「準決勝、メガロVSデュフォ!開始!」
会場には邪悪の気配が充満しきっており、二人とも嫌そうな表情を浮かべる。
メガロ「闘いどころじゃ、なくなりそうだ。」
デュフォ「ケケ。速めにオワラさしてやるよ!」
デュフォは真剣な顔つきになり、フォークでメガロをなぎ払う。
メガロはカマツメで防御して、はじき返す。
メガロ「地丸断!」(じがんだん)
デュフォ「三叉縦横!」(さんさじゅうおう)
両者とも、地形を利用し、衝撃波を飛ばす。だが、衝撃波はメガロの方が勝っており、デュフォは一撃で気絶する。
「勝者!メガロ選手!只今より、ブロックごとの決勝を始めます。」
まずはAブロックの、スノウと、ソシュルがあがった。ゴングは修理されており、なると、始まる。
スノウ「貴方が・・・・暗殺のスペシャリストとか名乗る。・・・」
ソシュル「できるだけ、速めにおわらしたいのでな。」
スノウ「では、いきますよ!」
ここで、格闘戦が始まる。だが、スノウはソシュルの暗器によって、傷がついていく。
ソシュル「俺の勝ちだ・・・」
スノウ「私の美肌に傷をおつけにならされるとは・・・・生意気なことですこと!」
スノウはツララのような鋭い拳で、暗器ごと貫く。そして、場外まで吹っ飛ばす。
「準決勝出場者・・・・スノウ選手決定です!」
さらにテインとファインが登場する。すぐさまゴングが鳴り響く。
テイン「刀のカビにしてくれる!」
ファイン「愚者。貴様の如く、私には勝てん!」
すると、ファインは妙な、黄金に光る剣を取り出す。そして、なぎとばす。
テイン「ぐう・・・・・・・」
ファイン「とどめだ」
今度は、バズーカ砲を取り出し、放つと、テインは場外にでてしまう。
「準決勝出場者・・・・・ファイン選手!続いては・・・・」
今度はメガロトとゼインだ。そして、会場へと上がっていく。
続く