~太陽編~第十一話 最強の合体技

光の国へ行ったサンたち。王の魂を盗ったウィースと名乗るチャオに、勝負を挑む。

ウィース「なんどもいうが・・・俺は・・・はっきりいって福幹部だぞ?貴様のようなやつは相手ではない。」

サン「てめぇ、さっき俺がなんでもないとか抜かしやがったな。だが、俺は帝王を倒した太陽の子だぜ!」

そういうと、炎を飛ばす。ウィースはそれを、片腕で受け止める。

ウィース「いったろう。貴様の力など、通用せん。お前がどのようにして究極技を生み出せたのかは知らんがな。」

サン「ほう。じゃあ、くらうか究極技!アルティメット・ヴァルデュオス!」

一気に決めようと、炎の龍が三匹物凄い勢いでウィースに突撃する。
さすがにひとたまりもナイだろう。とサンは思い、刀を地面に突き刺す。

ウィース「くくく。効かんな。」

サン「なに!?」

ウィース「俺の刀、シザッド。貴様のギャラクシーの力、いただくぜ!」

それはのこぎり刀だった。ギャラクシーをサンごと弾き飛ばすと、追撃としてもう一撃、弾き飛ばし、壁に強打する。

サン「くそう・・・・」

ウィース「いくぞ・・・・」

サンは歯を食いしばり、ウィースと刀をぶつけ合う。だが、自慢の力も、ウィースには通用しなかった。

サンはそのまま、吹き飛んでしまう。

サン「ち・・・俺がここまで・・・・」

ウィース「お前は「なんでもない」んだよ。さしずめ、普通のチャオ。といったところか。」

サン「ふ、ふざけんなあ!」

サンは炎を鎧の形にして、まとう。怒りの表情を浮かべると、そのまま突撃していく。

ウィース「高速回転・・・・シザーナイト!」

サン「はあああああああああ!!!!!!」

電動鋸の様に、高速回転し、空気をもゆがむ。だが、サンが刀で叩くと、一瞬で止まってしまう。

ウィース「なに・・・・?」

サン「なんでもなくて結構だぜ。だがな、俺は・・・負けねえ!」

その一心で、ウィースを弾き飛ばし、上から追撃を食らわし、地面に叩きつける。

ウィース「がは!」

サン「(あの技が・・・・できれば・・・・こいつを・・・)」

ウィース「高速回転・・・・シザーナイト!」

はたまた高速回転する。ギャラクシーと組み合うが、またしても止まってしまう。

サン「(ヴァルサに俺の技ができたなら、俺にあいつの技ができねえはずは無い。)」

ウィース「超高速回転シザーズソルジャー!」

空気との摩擦で炎が生まれ、そのままサンに突進していく。

サン「いくぞ・・・・アルティメット・デスティニー!」

ウィース「な!?」

究極の炎と雷が生まれ、一筋の光となってウィースの刀を貫き、破壊する。

サン「よっしゃあ!気合だけで・・・倒す!」

ウィース「なぜ・・・・賢者の技を・・・」

サン「アルティメット・ブレイカース!」

輝く風が、ウィースを吹き飛ばし、傷つける。

ウィース「ぐあ・・・・・く・・・月の子・・・・賢者の技を・・・」

サン「とどめだぜ!アルティメットォォォォォォ・・・・・・・・」

炎と雷はサンの刀に交わっていき、やがて紫電に生まれ変わっていく。

ウィース「まさか・・・・!」

サン「ギガソード!」

紫電がウィースを天空まで吹き飛ばし、屋上へ着く。

ウィース「まさか・・・・・・がは!」

サン「まだ生きてやがる。」

ウィース「これを使うか。龍の珠。」

すると、欠片は覚醒し、ウィースの身体に溶け込む。

サン「傷が治っていく・・・・!?」

ウィース「くくく。いよいよだな。貴様、ぶったおしてやる。」

続く

このページについて
掲載号
週刊チャオ第152号
ページ番号
23 / 98
この作品について
タイトル
真・月と太陽の物語
作者
ろっど(ロッド,DoorAurar)
初回掲載
週刊チャオ第147号
最終掲載
週刊チャオ第177号
連載期間
約6ヵ月30日