~太陽編~第八話 凍結湖・・・地底洞窟!

サン一行は、睡眠をとり、朝の九時にホテルを出る。偶然にも、気候は雪だった。

サン「じゃあ、早速行こうぜ。凍結湖。」

ジルフ「ああ。」

少しづつ歩いていき、意外と近かった湖に到着した。

ラニア「(おかしい・・・・湖の水が凍っていない・・・・?)」

ジルフ「ここが凍結湖か。すごく遠い、といっていたんだが・・・」

サン「先を見ろ!」

サンの言葉と同時に、皆は湖の先を向く。すると、全て凍っていた。まるで、湖が意思を持ったように移動したのだ。

ラニア「やはり・・・・・いくぞ!」

ジルフ「分かった。」

サン「水は苦手だ・・・・」

ラニア、ジルフ、サンの順番で湖に入る。底には、大きな穴があった。幸いにも、水は入っていなかった。

~地底湖、地底洞窟~

サン「ぷはあ、死ぬかと思った。」

ラニア「ここから先に、なにかあるな。」

木に火をつけ松明の様にしてから、先へ進んでいく。

ジルフ「あれは・・・あの光ってるものは・・・・龍の珠の、欠片?」

サン「なんかまずい雰囲気が漂ってる感じがするな。とりあえず行こう。」

ラニア「やはり龍の珠・・・・しかしなんだ、この邪念は?」

????「くく・・気づいていたか・・・・」

岩陰に隠れていたのか、陰からいきなり現れた。そのチャオは、ダークノーマル。ツヤピュアだ。

サン「やっぱりでたか。」

フリーン「俺様の名前はフリーン様だ!」

ジルフ「フン・・ここは誰が行く?」

ラニア「私が行きましょう。」

サン達の前に出て、フリーンと向き合う。

フリーン「ん~?二十勇者か・・・・では・・・遠慮なく・・・龍の珠、覚醒!」

ラニア「・・・・・・・・・」

体の中に、欠片を取り込む。ツヤピュアなので、光が透けて見える。

フリーン「グヘヘヘ・・・・俺様は負けない・・・」

ラニア「サン、ジルフ、できるだけはなれていろ。」

サン「お、おう。」

サンたちは闘いが見えないが、湖の外に移動してしまった。

ジルフ「何・・・?」

サン「なぜだ・・・?」

そのころ地底洞窟では、戦いが始まろうとしていた。

ラニア「さぁ、いくぞ。」

フリーン「俺様の魔法、試してみるか?」

ラニアは自慢の銃を、フリーンは杖を取り出す。

ラニア「勝負!」

フリーン「パワーナックル!」

ラニア「がは!」

杖をの先端をラニアに向けて、気の拳が飛ぶ。その反動で、ラニアは銃を撃つ。

フリーン「スカイ・ドン!」

ラニア「ぐう!」

空から奇襲をかけて、弾を避けると同時に、タックルする。

フリーン「そしてとどめの、マグマ・ドロップ!」

ラニア「フ・・・・・馬鹿め!」

ラニアは大きな箱の中に入り、マグマを防いだように思えたが、溶けてしまった。

フリーン「ふはは!溶けて消えうせたか!はーっはっはっは!!」

ラニア「『0』」

フリーン「何・・

振り向いたときにはもう遅かった。トランプの「0」のカードを手に持ち、投げつける。すると、ツルに絡み取られた。

ラニア「『1』『2』『3』『4』『5』!」

指を鳴らすと、手にトランプが出てきた。そして、投げつける。

すると、トランプが剣のように、切り刻む。

フリーン「ぐは・・・・」

ラニア「『6』『7』『8』『9』『10』『11』『12』『13』!」

トランプが銃に込められ、八発一気に連射される。

フリーン「く・・・・・・・」

ラニア「とどめだ・・・・・この技は「十三日の金曜日」。だが、十三は既に使った。そして、最後の一つは、・・・JOKERだ!」

フリーンは暗い空間に閉じ込められ、ピンボールの弾のように動き回る。すると、フリーンは倒れて、龍の珠が取れる。

ラニア「所詮、貴様ごとき、俺の敵じゃなかったようだな。」

???「龍の珠、返してもらう!」

後ろから上へ蹴り上げられ、天井を突き抜けて地上へラニアは飛ばされる。

サン「ラニア!?」

ジルフ「あいつは!?」

???「フフ・・・・・・・」

続く

このページについて
掲載号
週刊チャオ第150号
ページ番号
16 / 98
この作品について
タイトル
真・月と太陽の物語
作者
ろっど(ロッド,DoorAurar)
初回掲載
週刊チャオ第147号
最終掲載
週刊チャオ第177号
連載期間
約6ヵ月30日