~太陽編~第七話 いざ、光の国へ

二十勇者の一人、ラニアを仲間にしたサン達。パスポートも入手し、今はラニアの車で移動中だ。

サン「しっかし、便利なもんがあるなぁ!」

ラニア「こいつぁ、350馬力の超パワーな上、車体も軽い。飛ばしますよ!」

周りの景色がもはや線のように見える。それほど速いのだ。(チャオにとって)

ジルフ「そろそろ空港か。」

サン「くーこー?」

ラニア「空港というのは、国へ行き来するときに使用する、まぁ、昔の関所みたいなものです。」

と、先へ進んでいくと、大きな建物があった。サンは自動ドアにも驚き、ジルフとラニアは苦労したらしい。

サン「この乗り物空飛べんのか?昔の飛行船みたいなもんか?」

ラニア「その通りです。」

まさに超特急とでも言うように、飛行機は空高く飛んでいく。やはりチャオにとって、スピード満天のジェットコースターのようなものだ。

あっという間に光の国へ到着した。

~光の国~

ジルフ「ここにくるのは・・・・久しぶりだな。」

サン「ひゃっほ~♪で、どこいく?」

手掛りも何もないので、しばらくの間沈黙が余儀なくされた。

ラニア「じゃ、まず、情報収集といこう。」

サン「OK!じゃあ、今がAM:8:36だから、12:00に集合な!」

ジルフ「了解した。」

そして一同は解散し、それぞれ別のところへ行く。

サン「さぁ、どこいくか?まずは・・・・」

と考えているところへ、格闘場、というのがあった。

サン「参加してみるか。」

ラニア「ちょっと待ちーや。情報収集するんだろ。」

どこからとも無くやってきたラニア。サンはぶつぶつ言いながらも、歩いていく。

ジルフ「さて・・・・情報収集は終了した。」

サン「あ、ジルフだ。」

ラニア「何か集まりましたか?」

ジルフは、自分が集めた情報を全て、メモ帳にまとめて、サン達に説明する。

サン「つまりだ。ここからさらに北の、凍結湖というとこに、光が落ちてくるのを見たってわけか。」

ラニア「早速、行ってみよう。」

ジルフ「ちょっとまて。凍結湖というのはな、なんでも、雪が降ってる間じゃないと、現れないそうだ。だから、今日は宿屋で休憩して、明日、出発しようぜ。」

みんなも、ジルフの意見に賛成した。そして、ホテルのようなものを見つけると、入っていく。

ラニア「金は私が払いますよ。」

サン「俺、無一文だし。」

ジルフ「俺も。」

「三千リングです。」

この世界のリングは、大きさによって価値が決まる。一番大きいリングなら五十万リング、次に大きいのなら十万、次に五万、次に一万、次に五千、次に千だ。

ラニアは、意外と金持ちだったので、五千リングを一つ出して、部屋へ行く。

サン「ラニア、どこでそんなに金てに入れたんだ?」

ラニア「私は探偵事業をしているんだ。」

むかついたような口調でラニアは話すが、サンとジルフはとっくに寝てしまっていた。

続く

このページについて
掲載号
週刊チャオ第150号
ページ番号
15 / 98
この作品について
タイトル
真・月と太陽の物語
作者
ろっど(ロッド,DoorAurar)
初回掲載
週刊チャオ第147号
最終掲載
週刊チャオ第177号
連載期間
約6ヵ月30日