~太陽編~第六話 こちらもまた、二十勇者

サンたちは闇に包まれた場所へ来る。そこでは、ジルフと謎のチャオが戦っていた。

サン「ここは・・・・・・」

????「よく来たな。」

ジルフ「はぁ・・・・はぁ・・・・」

黒いオニチャオが、ジルフと戦っているが、ジルフはやられている。

ラニア「貴様は殺人容疑の罪。逮捕させてもらう。」

エイモン「いいだろう!エイモン様の餌食にしてくれる!」

サン「あ、あぶねえ!」

エイモンはその身体には合わない、大きなカマを取り出し、ラニアを切る。

ジルフ「ち・・・戦闘力の無いこいつじゃ、何もできん・・・?」

エイモン「ぐふ・・・・・だ、誰だ?・・・がは!」

何故かは分からない。だが、エイモンは苦しんでいる。

ラニア「残念だったな!俺は頭脳明快な二十勇者の一人、ラニア=ド=マタ=グリインだぜ!貴様の軽い攻撃は通用せん。」

サン「手助けするぜ!アルティメット・・・・・」

ラニア「その必要は無い。アルティメット・バルカンド!」

一本のショットガンを取り出すと、トリガーを引く。だが、弾はエネルギー波でできており、連射される。

エイモン「ぐあああああ・・・・無・・・・念」

闇は消え、エイモンも消えてしまう。

サン「強ええ・・・・」

ジルフ「貴様が二十勇者だったとはな・・・・驚き・・・だ・・ぜ・・」

ラニア「大丈夫だ。意識を失っただけだろう。俺の家へ来い。」



サン「くっそぉ!見抜けねえ!」

そのサンの大声で、ジルフは起きてしまう。

ラニア「俺のマズィックを見抜くなんざ、百年速いね。」

ジルフ「なにをやっているんだ?」

起きてきたジルフが、ラニアとサンに近づく。

サン「ラニアが手品をしてるんだけどよ、見抜けねえんだよなぁ。種が。」

ラニア「もう一回やるか?」

ジルフ「俺がやってもらおう。」

ジルフはサンの目の前に座る。



数分後・・・・・・

ラニア「なぜこのマジックが見抜けるんだ~!」

ジルフ「簡単なことだ。あそこでカードをすりかえれば、すばやくな。」

サン「ちくしょう!ジルフなんかに!」

ジルフ「ところでラニア。二十勇者の末裔だろう?ついてきてくれ。」

ジルフは意外とあっさりい言う。

ラニア「龍の珠を集めているのだってな。帝王を倒したサンがいってたぜ。」

サン「で、ついてきてくれんのか?」

ラニアはトランプを取り出し、「0」と、「K」を出す。つまり、「OK」という意味だ。」

*この世界のトランプでは、0~Kまであります。

こうして、二十勇者の末裔、ラニアを仲間とし、サンは先へと進んでいく。

続く

このページについて
掲載号
週刊チャオ第149号
ページ番号
12 / 98
この作品について
タイトル
真・月と太陽の物語
作者
ろっど(ロッド,DoorAurar)
初回掲載
週刊チャオ第147号
最終掲載
週刊チャオ第177号
連載期間
約6ヵ月30日