~太陽編~第二話 軍事組織

サンはダートと再開したのち、竜の珠を捜すよう命じられる。

ダート王「そういえば最近、組織とかが太陽の子を狙っているという話があるからな。気をつけろ。」

サン「・・・・・・・・・・といわれてもなぁ。どうすればいいんだ?」

ダート城から数キロメートル離れたここは、あたり一面荒野。

サン「あれは・・・なんだ?」

ずっと先に見えるのは、妙に黒い建物。

サン「軍事基地ってやつか。いってみよ!」

荒野の砂を巻き上げて走るサン。

「駄目だといったら駄目だ!」

サン「入れてくれよ!よし、バーニング・トルネード・砂バージョン!」

竜巻は砂の煙と化し、そのスキに基地に入る。

「すいません・・・・ねずみが紛れ込みました。」

???「構わん。研究室の守りを固めろ。絶対に「奴」は逃がすな。」

「はい・・・・・・」

サン「しっかし暗いな!ここは。」

真っ暗で何も見えないほど暗く、目が慣れてきたとしてもくらい。

「そっちを見張っておけ」

サン「(やべ)」

サンはとっさに壁の陰に隠れる。

と、後ろで何か物音がするので、そっちの方に歩く。

サン「ここか・・・・・!?」

そこはチャオが大勢、液体の大きなカプセルに入っていた。

「誰かいるのか!?」

「探せ」

サン「(ちくしょう・・・そうだ、あいつらのカプセルを・・・・)」

サンは人ごみの中をこっそりと抜け出し、カプセルに近づく。

ずっと奥に進むと、一つだけ離れている、カプセルがあった。

サン「これを破壊してみるか。」

パリィィィン!という大きな音と共に、カプセルが割れる。

「向こうだ!」

「急げ!」

サン「やべやべ、よっこらしょっと、急げえ!」

そのチャオをおぶさり、壁を破壊して外へ逃げる。

???「ん・・・・」

サン「気がついたか?悪いが状況を説明してる暇はねえ。」

いろいろなチャオ達がサンを追いかけてくるが、サンはあの暗闇の山で鍛えられたので、速い。

???「あいつら・・・俺を捕まえた奴・・・・」

サン「おい!」

サンが逃げてる途中に、ナゾのチャオはサンの背中から降りる。

???「閃光―なぎ払い!」

元々背中にしょっていた槍で、来た敵をほとんど吹き飛ばしてしまう。

サン「すげえなあ。」

???「さぁ、行こう。今のうちに。」

続く

このページについて
掲載号
週刊チャオ第147号
ページ番号
4 / 98
この作品について
タイトル
真・月と太陽の物語
作者
ろっど(ロッド,DoorAurar)
初回掲載
週刊チャオ第147号
最終掲載
週刊チャオ第177号
連載期間
約6ヵ月30日