~月編~第三十六話 移りゆく「刻」

八賢者たちのピンチに、ムーンが生還!
ラストモードと名乗り、空へと舞台を移る。

同時にサンも現れ、デスベルグに挑む。

デスベルグ「八賢者でも、冥王神でも、二十勇者でもない・・・・・太陽の戦士だと?」

サン「おめえなんかには負けねえぜ。」

ムーン「いくぞサン!」

剣を輝かせ、構え続ける。
同時にデスベルグがさきほどのイリュージョンダークネスを放つ。

だが・・・・・

ムーン「アルティメット―アポカリプス!」

サン「アルティメット―ハルマゲドン!」

闇は物凄い勢いで返され、デスベルグは身動きが取れなくなる。

ムーン「さらに―」

サン「追撃のっ!」

「アルティメット・セイバー!」

光でデスベルグを貫き、追撃の体制に入る。

デスベルグ「この俺が・・・・」

ムーン「奇跡の力・・・・」

サン「まだまだあ!」

「アルティメット・ミラクル・セイバー!」

虹色に輝く光が、剣にこもり、デスベルグを斬る。
そして、地面に叩きつける。

地上に戻ったサンとムーンは、サンの持っている太陽の盾をサンがもち、月の剣をムーンが持つ。

デスベルグ「奴等には・・・・月の・・・・と・・・・太陽の・・・」

ムーン「月の神よ・・・我が前に最強の力を!」

サン「太陽の盾、奇跡と救いの力をチャージ!」

周りにある七つの宝玉が光り、真ん中の宝玉に光が渡る。
そして、ムーンの持つ月の剣に共鳴し、月の剣が輝く。

デスベルグ「ぐ・・・・・」

ムーン「いくぞ!」

サン「デスベルグ!」

カッッッッッッッッッッッ!!!
その場には光が溢れ、暖かいものとなって吸い込まれるようになっていく。まるでホワイトホールだ。

光が止むと・・・・辺りには誰もいない。
そして・・・・・・数年後・・・・・・


戦った後の地では、辺りは何も起こってなかったように木々が生え、デスベルグも消えていた。
ムーンたちもいつの間にかいなくなっていて、残っているのはトパーズの帽子を被った少年。

「ふぅ・・・やっと見つけた。」

少年はなにかを担ぐと、スケートボードに乗って、去っていく。

どうやら技術が物凄く進化したらしく、全て機械でできているようだった。

車のようなものや、高速道路のようなものがいっぱいある。

その少年は人だかりを見つけると、スケートボードをとめて空を見上げる。

どうやら、ある星との交流で、星にワープ装置を繋げているようだ。

星は青色で、どんどんチャオがワープしていく。

「よし。この星にはもう手掛りなしだから・・・・向こうの星に行ってみよう。」

ワープ場所へ行って、金を払うと、一瞬で移動する。

「ここが・・・・オーシャンスター・・・・」

続く

このページについて
掲載号
週刊チャオ第165号
ページ番号
70 / 98
この作品について
タイトル
真・月と太陽の物語
作者
ろっど(ロッド,DoorAurar)
初回掲載
週刊チャオ第147号
最終掲載
週刊チャオ第177号
連載期間
約6ヵ月30日