~月編~第十話 全国へ向けて・・・

明日の朝、気持ちよくムーンは起きる。クレスはとっくに起きており、一人で何かをしていた。

ムーン「クレス・・・?なにやってるの?」

クレス「鍛冶。」

ムーン「鍛冶って・・・・・刀を・・・うてんの!?」

昔はできなかったが、今できるときいて驚いた。

クレス「実はね・・・・・」

~回想~

僕は、あのとき吹き飛ばされて、倒れて動けなかった。

クレス「僕は・・・ここで朽ちはてるのか・・・」

???「大丈夫だ。俺が助けてやろう。」

そういって、助けてもらった。

その人は、名を名乗らなかったが、「世界一の刀鍛冶をしのぐ、刀鍛冶だ。」といって、僕に家事を教えてくれた。

???「こうすれば簡単にできるが・・いいか?悪しきものの手に渡れば、俺の討った剣は、悪に染まってしまう。」

クレス「では僕も・・・・?」

???「そうだ。だが、剣が・・・聖なるものの手に渡れば、真の力を発揮する。覚えておけ。」

それから僕は、いろいろな調合の材料を貰い、旅を続けた。

~回想終了~

ムーン「世界一の刀鍛冶をしのぐ・・・刀鍛冶・・・・ヴァルサをしのぐ刀鍛冶・・・?」

クレス「それで、僕の剣を改造してるんだ。」

しばらくムーンは見ていたが、突然アナウンスが入った。

「今から抽選が始まります。大会参加者は、会場へ集まってください。」

ムーン「じゃ、僕いってくるね。そこのモニターで見れるから。」

クレス「分かった。」

扉をバタンと閉め、会場へ向かっていった。

「さて!始まりました第二十六回、大都市大会Bブロック!今回の出場者たちが、抽選をするぞ!」

・ ・・・そして抽選が終わった。ムーンは幸い、最後の方。Dブロックの、第二戦だ。

ムーン「一番最後のほうだったよ。」

この声と共に、控え室へ入るムーン。

クレス「そう。じゃあ、これからどうするの?」

ムーン「戦略とかもあるし、ここで戦いを見てるよ。大会開始は明日らしいし。」

クレス「じゃあ、僕は物資調達にいってくるね。」

クレスは部屋を出て行く。ムーンはその「悪しきものの手に渡れば悪に染まり、聖なるものの手に渡れば真の力を引き出す」という、悪邪聖強という剣を見てみたくなった。

袋から取り出した剣は、何の変哲もない、ただの石だった。

ただ、したの方に、ミラフォースと同じような、赤い宝石がついていた。

ムーン「なんのかわりもないなぁ。」

その間、ムーンはボーっとして、無駄に時間をすごした。

もう一度、参加名簿を見ることにした。

~Aブロック~
1、シェルズVSトールド
2、ソシュルVSタズマ
3、デルタVSグラック
4、ディノVSスノウ

~Bブロック~
1、クロンVSテイン
2、ゾウログVSプラノ
3、ティラVSファイン
4、スシウVSアーケオ

~Cブロック~
1、コンソVSジェス
2、ゼインVSドロウ
3、オルニトVSメガロ
4、ケラトVSディフォ

~Dブロック~
1、スピノVSベロキ
2、ムーンVSテリッジ
3、プラテVSレシオン
4、ドクスVSデプロ


ムーン「よーし!気合が出てきたぞー!」

クレスが戻るころには、もう夜中だった。

ムーンはとっくに寝ており、クレスも寝る。

明日を、楽しみにして・・・・・

続く

このページについて
掲載号
週刊チャオ第151号
ページ番号
18 / 98
この作品について
タイトル
真・月と太陽の物語
作者
ろっど(ロッド,DoorAurar)
初回掲載
週刊チャオ第147号
最終掲載
週刊チャオ第177号
連載期間
約6ヵ月30日