第十七話 『弱点]

神聖なる物語 第十七話 『弱点』




手下1・2を倒した後、エルはいきなり倒れ、ジュエチャがおぶって歩いていた。

レッドメア「しかしなんで倒れちゃうかなー。」
チャオリン「あんな凄い技を使ったからじゃない?」
レッドメア「・・・・どうやって思いついたんだろう。」
ジュエチャ「剣道を習っていたからじゃないか?」
ジュエチャが苦し紛れに言う。エルをおぶっているからだろうか。



チャオリン「そうなの!?」
レッドメア「そういえば・・・そうだったな。」
チャオリン「以外ー。」
ジュエチャ「・・・・レッドメア、代われ。」
レッドメア「嫌。重いもん。」
ジュエチャ「・・・・・。」

エル「ん・・・。ジュエチャ?」
ジュエチャ「起きたか。」
エル「降ろしてくれ。」
ジュエチャ「大丈夫か?」
エル「私を甘く見るな。」
ジュエチャ「・・・っと。」


エル「あいつらはどうなったんだ?」
レッドメア「粉になって消えたよ。しかしどうして倒れたんだ?」
エル「恐らく貧血かそこらだろう。手の感覚が戻るまで時間が掛かる。」
ジュエチャ「今出てこられると危険だな・・・。」

チャオリン「エルにそんな弱点があったとはねー。」
エル「だから剣道を習っているんだ。・・・まだ直っていなかったか・・・。」
ジュエチャ「少し休んだ方が良さそうだな。」
レッドメア「そうするか。」
チャオリン「やっと休めるのねー!」

四人は座り込む。

レッドメア「これからどうすんだ?」
ジュエチャ「見事に何も無いからな。歩くしかないだろう。」
エル「今何時頃なんだ?」
チャオリン「お昼頃じゃない?おなかすいたよぅ。」
ジュエチャ「我慢しろ、それより何か揺れてるような気がするのだが・・・。」
チャオリン「エル・・・・あれ・・・。」

チャオリンが脅えながら言う。

エル「・・・・。」
チャオリン「シ・・シルヴァ・・!!」
チャオリンの視線の向こうにはシルヴァが立っていた。約200メートル位先だろう。
銀髪で長髪だからすぐ分かる。
ジュエチャ「何・・・!」
エル「こんな時に・・・。」
レッドメア「気付かれたら終わりだぞ!」


続く

このページについて
掲載号
週刊チャオ新春記念特別号
ページ番号
18 / 24
この作品について
タイトル
神聖なる物語
作者
めんちかぶ~ら(めんちか)
初回掲載
週刊チャオ第69号
最終掲載
週刊チャオ第103号
連載期間
約7ヵ月27日