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「なぞのサンタ襲来」
そのあとすぐに、サンタらしき小柄な男が3人やってきた。
「メルィ~クゥ~ルィスマァ~ス」と巻き舌で言いながらやってきたのだった。
シャドウはその声があまりにもおかしくて笑ってしまった。
小柄な男ども「だれだ!」
シャドウ「いや、それはコッチの台詞だ。誰だお前たち」
オタクサンタ「私はオタクサンタだ!」
サタンサンタ「私はサタンサンタだ!どうだ、言いにくいだろ」
聖徳サンタ「私は聖徳サンタだ!妹子はやらんぞ!」
シャド「さっさとプレゼントをよこせ」
三人のサンタ「ええ!?こっちよりそっちの方なの!!??」
オタクサンタは背負っていたダンボールに手を入れた。
オタクサンタ「ほら、ケ○ロのフィギュア」
シャド「いらん、第一そんなもの知らない」
次にサタンサンタは背負っていた財布に手を入れた。財布!?
そして5~6枚の紙幣を取り出した。
サタンサンタ「これでよろしいでしょうか・・・」
シャド「うむ、よろしい・・・って、僕がカツアゲしてるみたいじゃないか!!!」
サタンサンタ「プレゼントは自分で買ってくれよベェイベェ」
最後に聖徳サンタはトラックの扉を開けた。
シャド「なんで三人ともプレゼントを入れてる袋がふつうの袋じゃないんだよ!」
聖徳サンタ「ウサギの腸」
シャド「ウワァ~、気色悪い!近づけるな!!!」
聖徳サンタ「ほーらほーら」
聖徳サンタは嫌がらせをしているのかシャドウにウサギの腸を近づける。
シャド「やめろ!!!(汗」
シャドウは渾身の力で聖徳サンタの頬をぶん殴った。
ドゴォォォという音が響いた。見事なジャストヒットである。
聖徳サンタ「ふぅぅぅ・・・首が540°ぐらいまわった・・・」
シャド「お前の首どうなってんだよ!!!」
三人のサンタ「じゃ、アバヨ~」
シャド「あ!プレゼントよこせ~!!!!まりあ~(殴」
次の日がやってきた。
シャドウは朝から機嫌が悪い。とてもつまらぬクリスマス・イブの
夜だった。例えるとおかゆにバターを盛り込んだくらいだ。
いや、飛行機の中であられをぶちまけたくらいかもしれない。
シャドウはプレゼントがもらえずがっかりしていた。
いや、無理もない。ほしかったのはマリアなのだからだ。
あった。自分の布団の横に箱が置いてあった。
サンタクロースの本物が来たのである。
すでに全員起きていた。
コウ「やったチャオー!ソニックと同じデザインの靴チャオー!」
フリ「覚せい剤入ってたチャオーー!!!(泣」
ナク「おー!パンチンググローブ・・・じゃなくて手袋(泣」
チャ「ワー!シャドウと同じデザインの胸毛~(何ィ」
ジャ「化粧品チャオー!」
エ「ゆで卵・・・腐ってたチャオ(鼻水神官)」
ソニ「WOW!?ウサギの内臓が入ってやがった!(NO~」
テイ「ミントキャンデーつめあわせ~・・・(嬉し泣き」
ナコ「ワァァァァ!!!現金!!??」
ルジュ「高級化粧品よ!!!これ買うと460万するのよ~(高」
卵男「手紙か、なになに?
「そんな野望はかなえられません」 byサンタクロース
ガーン・・・・・(死」
そしてシャドウがあけた。中には・・・
シャド「これは・・・マリアのフィギュアー!!!萌え~!(殴」
シャドウは一生、あのクリスマスイブの夜は忘れないだろう。
~完~