「9章」 127話 『因縁の再開』
◆前回までのあらすじ
DN帝国幹部達は焦りをみせはじめている。
冷静な意思疎通ができず各々個人行動に走る幹部達
ドイルとアタリーナはメインフロアへ向かうのであった。
◆タイトル
127話 『因縁の再開』
◆本題
<<ガイア一味の状況>>
▼メインフロアで戦闘中
オキス
レッド
レイズ
ヴィラ
ジン
プラム
▼DN帝国本部へ向かっている途中
ガイア
▼飛空艇で待機中
セヴン
-----DN帝国本部 メインフロア-----
メインフロアではDN帝国兵士の上ランクとガイア一味が戦闘をしていた。
少しずつではあるがジェノム0の撤退により
DN帝国兵士の上ランクを倒しつつあるが、
一番上のランクであるSランクに対しては苦戦しつつある状況だ。
そんな中、DN帝国幹部であるドイルとアタリーナが姿をあらわした。
それを見たオキスはドイルに言い放つ。
「さっき言ってたジェノム0は撤退したみたいじゃねえか。何かあったのかい」
どうやらまだ、ヴォルスト総帥が攻撃されたことは知らなそうだ。
ドイルは少しイラっとして言い返す。
「お前らには関係のないことだ!それよりも自分たちの身を心配するんだな!」
ドイルは自分の武器である斧を地面に振り落とし、その衝撃を飛ばした。
地面は隆起し、まるで地震がおこなったかのようなひび割れがメインフロアに起こる。
敵も味方も関係ない全体攻撃であった。
他の兵士達も避けられる者は衝撃を避けていたが、
避けることができなかった兵士はそのまま隆起に埋もれてしまうケースもあった。
ガイア一味はうまいこと避け、ドイル・アタリーナの傍まで近づく。
ついに幹部達とガイア一味が目の前で対立した。
「その様子じゃ相当焦ってるみたいだな。ついに幹部達がお目見えだな。」
「リベンジするときがきたぞ」
過去にオキスとレッドはドイルに負け、レイズとヴィラはアタリーナに負けた過去がある。
リベンジする形で過去と同様に
オキスとレッドはドイル、レイズとヴィラはアタリーナと戦闘態勢に入った。
「ここは頼んだぞ。我はプラムと一緒に上層部へ向かう」
ジンとプラムは遠回りし、上層階への道を探しにいく。
兵士たちはジンとプラムに対しては攻撃を引き続き続けるが、他に対しては
緊張感のせいか、攻撃ができずにウォッチャーとなっていた。
「一度負けているのにリベンジとはよく言ったものだ。ここがお前らの墓場にしてやる!」
「覚悟しな!」
ドイルとアタリーナは言い放った。
ついに幹部達との闘いが開幕しようとしていた。
-----DN帝国本部入口-----
一足遅れて、ガイアがDN帝国本部入口に近づいた。
世界政府の軍や支援国家もDN帝国入口近くにやってきており、
負傷したチャオたちの手当ても行っている。
もうこの辺りに戦う姿勢を見せるDN帝国兵士はいなかった。
戦えるものは全て本部の中へ向かったらしい。
形勢は逆転しつつあるようだ。
ガイアはDN帝国本部へ突入する前に、スパイに対し一報を入れた。
「これからどこへいけばいい」
スパイは答える。
「ブレインがいる研究室へ迎え。俺もそこへ向かっている...!!」
128話へ続く。