「7章」 45話 ジェノムVSガイア軍 『怒りで現れる真の力』

ガイアはジェノムの技『ギガインパクト』によって体に二本の黒い剣が突き刺さった。

ガイアの体は繭(まゆ)につつまれ、灰色の繭になっていく・・・。


ジェノム「お前の冒険はここで終わりだ・・・・・・・・・。お前の仲間のように散るがいい・・・・・・・・・・」


ジェノムの言葉はガイアには聞こえないが、ガイアへの勝利宣言にちがいない。

周りにはもうチャオの姿がない・・・・・・・・・・・・・。はずだった。


プラム「ガッガイアを・・・・よっよくも・・・・・・」


ジェノムの前に岩に隠れていたプラムが現れた。

ジェノム「なんだお前・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・コイツ等の仲間か?」

プラム「だっだっだったら・・・・・・・」

ジェノム「チャイン様の命令により殺すまでだ・・・・・・・・・・」

プラムの足はおおきく震えていた。

ジェノムはガイアから2本の剣をぬき、1歩1歩プラムに大きく近づいていく。

ジェノム「さあどうする・・・・・」

プラムの目の前に剣をつきつけた


プラム「わっわたしは臆病・・・・・・・・・・・・・・・でも仲間を・・・・・・・・たすけっるたっために・・・・・・・・・戦う」


プラムは筆をとりだし、ジェノムにつきつけた。

ジェノム「いい度胸だな・・・・・。でもな、戦っている最中にかくれているお前は・・・・・いつになっても戦うことなどできない!!」

ジェノムはジャンプをしてから剣をプラムへ振った。

プラム「ファイヤー・ショット・・・・・・・・・・!」

プラムの筆ペンからでた小さな炎はジェノムの剣にあたるが、なにもしないまますぐに剣の刃でかきけされた。


ジェノム「あの世でアイツと同じようになれ!!」


ジン「逃げろプラム!お前は頑張った!」


ジェノムの剣が当たる瞬間・ジンがプラムを軽くとばし、こうげきをふせいだ。

プラム「ヒュウガさん!」

ジン「プラムよ・・・・・。ガイアは灰色の繭になった以上治療で回復することはできない!!ヴィラとブリザードの治療にいってくれ!」

プラムはガイアが治療で治らないのを知り、目の前が真っ白になった・・・・・。

しかし、これ以上の犠牲をださないためにも行動は決まっていた。


プラム「わかりました!」


プラムはさっそうとヴィラとブリザードを探しにいく。

ジンはプラムがいなくなったあと、ジェノムのいる方向をむいた。

ジン「ガイアをよくも殺してくれたな・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

ジンの目から涙があふれた。

ジェノム「アイツはこのへんで消えないといやな雰囲気があるからな・・・・・。次はお前だ。今度はふっとばすだけではすまないぞ」

ジン「お前は我の実力をなにもしらない・・・・・。そして、我の真の力を知るものもいない・・・・・・・・・・」


ジンは心の中の怒りがMAXになった。

ジンの2本の剣は赤くもえあがる。

怒りの中にめばえた真の実力とは一体・・・・・・・・・・・・・・。

続く

このページについて
掲載号
週刊チャオ第235号
ページ番号
224 / 310
この作品について
タイトル
真実の冒険
作者
土星(サターン)
初回掲載
週刊チャオ第107号
最終掲載
2021年6月29日
連載期間
約17年3ヵ月12日