「5章」 ジェノムVSガイア軍 【生き返る勇者】

【あらすじ】
灰色の繭に包まれたガイア。
もうオキスもジェノムに吸収される寸前だ。
このまま世界はチャインの手により征服されてしまうのだろうか・・・・・・・・・・・。




ガイアは灰色の繭につつまれる。姿は見えず、繭のままの状態だ。

オキスももう体力の限界・ジェノムの「ヒューリー」にやられようとしていた・・・


オキス「俺の体力はもう限界だ・・・・・・・・・・・ガイア!後は頼んだぞ・・・・・・」

オキスは自分の自由がなくなり、ジェノムの体内へと飲み込まれる。

ジェノムの体はまたまた変形し、長い2本の黒い剣はさらに長くなり先が赤くなっている。

ジェノム「ハハハ・・・もう笑える事もないだろう。後はこの私がコイツを殺すだけ・・」

ジェノムは繭に近づいた。

繭に変化はなく、ガイアの姿も見えない。ただ少しだけ繭から光が吹き出ている・・・










「立てガイア!お前の真実はまだ知っていないだろう。こんな所で負けてどうする!」





誰かの声が聞こえる。その声の主はガイアの剣・ファーストブレイクからだ。

この剣は前にもガイアを助け、武器を進化し続けてきた。

ガイア「お前はあの時の・・・・・・今さら何のようだ?」

武器「お前はまだやり残した事があるだろう。ここで死ねば絶対後悔するぞ!」

ファーストブレイクは輝きに満ちている。繭から少しだけ見える光の正体はこれみたいだ。

ガイア「もう俺の仲間は全員いなくなってしまった。今さら助ける事など・・・」


「できるさ!」


剣から聞こえる声とは違う声だ。聞き覚えのある声・・・・・・・・・・・・・・。


「私はあなたと冒険していて本当に楽しかった。私たちの目的はジェノムを倒す事!チャインを倒す事!これが終わらないかぎり真実は開くことはできない!」


繭は自然と灰色からピンクの色へと変化しつつある。

ガイアの体にも力があふれて来ているような感じがしている・・・。

ガイア「俺はここで終わってはいけない・・・・・・・・そうだよな!」

繭が破ける。

ジェノム「まだ生きていたのか・・・・・・・・・・」

どうやら時間は繭の中で動いていたらしい。ガイアは黄金に輝く剣をジェノムに突きつけた。

ガイア「お前に吸収された仲間・・・・・・・・・・そしてリアルを返してもらうぞ!」

続く!!

このページについて
掲載号
週刊チャオ第175号
ページ番号
172 / 310
この作品について
タイトル
真実の冒険
作者
土星(サターン)
初回掲載
週刊チャオ第107号
最終掲載
2021年6月29日
連載期間
約17年3ヵ月12日