第二章 ~ヘルゼアス戦争~ 六話

シャドウ達は城まで案内してくれた兵に、今度は部屋まで案内される事になった。

兵に連れられ、王の部屋を出た。

兵の話を聞くと、シャドウ達の部屋は三階にあるらしい。

三階に続く階段に向かうと、丁度三階から一匹の女チャオが降りてきた。

ゼアス兵は、頭を下げた。

すると、その女チャオは兵の前に止まり、喋りかけてきた。

???「ご苦労様です。後ろの方達はシャドウさん達ですね。」

ゼアス兵「はい、ナミル姫様。ヘルズに行くと言う事で、三階の部屋で一日休むと言う事になりました。」

姫様と言うことを聞いて、シャドウ達も頭を下げた。

ナミル「それは大変なことですね!初めまして、ゼアス王の娘のナミルです。」

ナミルは、ピンク色のチャオで、ヒーローでノーマルタイプノーマル二次進化のようだ。

それに、白に近いピンクのフワフワのドレスを着ている。

とても優しそうな雰囲気を漂わせている。

シャドウ「初めまして、シャドウ・ザ・スピードです。」

マッスル「と、その御一行です。」

その瞬間、ラルドの肘がマッスルの腹に刺さった。

マッスル「グボォ!」

マッスルは腹を抱えこんだ。

ラルド(めちゃめちゃ無礼だよ!)

マッスル(うぐ・・・・・。ワリィ・・・・・。)

ナミル「あらあら、面白い人達ですね。」

ナミルはクスクスと笑った。

ナミル「ヘルズへ行くのですか・・・・・・。無事に帰ってくることを祈っていますよ。今日は、疲れを癒してください。」

ナミルは一礼をして、何処かへ歩いていった。

ゼアス兵「で、では三階へ行きましょう。」

そして、部屋の前まで案内された。

ゼアス兵「此処が皆さんの部屋です。ごゆっくりしてください。」

シャドウ「分かった、ありがとう。」

そして、シャドウ達は部屋に入った。

この部屋は王の部屋より広く、ベッドが10個程度置いてある。

エイリア「うわっ、広いね!」

すると、ナイリアは、ベッドに飛び込んだ。

ナイリア「フワフワしてる~!」

バウス「部屋を借りてるだけなんだから、遠慮くらいしないとダメじゃぞ?」

ナイリア「へへ、ゴメンナサイ。」

ナイリアは、ベッドに座って言った。

ナイツ「なんか、バウスってナイリアのおじいちゃんみたいだね。」

バウス「それなら、ナイツはワシの息子か?」

ナイツ「えぇ、お父さんはチャオ星にいるよ。」

バウス「いきなり現実を見ないでくれ・・・・・・。」

ナイツ「・・・・・・ゴメン。」

シャドウ「今から休むとなると、大分暇な時間が出来るな・・・・・・・。」

シャドウは話を切り替えて、これからどうするか、を考えさせた。

マッスル「悪い、俺は休ませてくれ。腹が痛い。」

マッスルは、ベッドに倒れこんだ。

ラルド「ゴメン、ちょっと力んだ。」

マッスルは少し思った。

マッスル(力んだとかそう言うレベルじゃなくて、殺意が少しこもってなかったか・・・・・・?)

ラルド「ん?何?」

マッスル「いや、何も言ってないぞ!」

マッスル(何で読まれた!?)

シャドウ「・・・・・・・。では、各自夜まで自由にするか。」

エイリア「大賛成です。」

シャドウ「・・・・・・・。」

そして、各自行動が始まった。


続く

このページについて
掲載号
週刊チャオ第233号
ページ番号
88 / 231
この作品について
タイトル
シャドウの冒険3
作者
ダーク
初回掲載
週刊チャオ第158号
最終掲載
2012年9月6日
連載期間
約7年5ヵ月14日