第二章 ~ヘルゼアス戦争~ 四話
ゼアス兵の案内で、ゼアス城下町に着いたシャドウ達。
戦争中にも関わらず、城下町は沢山のチャオで賑わっている。
そんな中、城に向かい歩きつつも、ゼアス兵との会話が弾む。
マッスル「随分と想像と違うんだけど・・・・・・。」
ナイツ「もっと、いかにも戦闘中!みたいなイメージだったんだけど、こんなに賑わってるなんて・・・・・・。」
ゼアス兵「現在は、ゼアスとヘルズの戦力がほぼ互角なので、お互いの国に攻め込めないところでの戦闘中なのです。」
ライン「ミサイルとかは飛んでこないのか?」
ゼアス兵「ミサイルを所持しているのは、ゼアス側のみです。ヘルズは、資源などは全て鍛冶で剣や鎧にしています。ミサイルなどの設計を知らないのでしょう。」
マッスル「ミサイルは打ったのか?」
ゼアス兵「打ちましたが、ヘルズには恐ろしいチャオが3匹いて、その内の1匹に跳ね返されました・・・・・・・。なんとかコチラも、命中率50%の撃墜ミサイルで破壊に成功しましたが、あれ以来は打たなくなっています。」
マッスル「お陰で見事に戦争が長引いちゃってくれてるな。」
ゼアス兵「そうですね・・・・・・。」
すると、ゼアス兵が立ち止まった。
そう、城の前に着いたのだ。
だが、城の周りは深く掘り下げられてあり、城に入れない。
ナイリア「これって、何でこんなのになってるの?」
ゼアス兵「これは、ヘルズ兵が住民に紛れて城に入らないようにこうしているのです。なので、ゼアスの住民も城には立入禁止となっています。」
すると、ゼアス兵は無線で中のチャオと連絡を取り始めた。
ただ、凄い小声で喋っているので、なんと言っているのかは分からない。
無線が終わったと思うと、10人くらい乗れる空飛ぶ車のような機械に乗って、城から一人のチャオが飛んできた。
ゼアス運転兵「どうぞ、乗ってください。」
そして、シャドウ達は機械に乗って、城の入口へと運ばれた。
シャドウ「此処は変わっているな。」
ゼアス兵「そうですね。色々と工夫しないと、ヘルズ兵が紛れてしまいますからね。では、王のところまで案内します。」
ゼアス兵は、2階にあがっていき「此処です」と、指をさした。
シャドウ達はついていき、王と会うのに緊張しながら、扉を開けた。
シャドウ(戦争について聞かせてもらおうか、ゼアスの王・・・・・・。)
続く