第一章 ~マール星~ 四十六話 「鋼鉄の間」
シャドウ達は、ジリーの案内でギルダンタワーに向かっている。
動く床のペースでも、3分くらいで着く距離だ。
そして、これと言った会話も無く、すぐにギルダンタワーに着いた。
ギルダンタワーは、円柱型で、5階まであるようだ。
そして、シャドウ達はギルダンタワーへと入った。
一階は、完全に周りがオニキス色の鋼鉄で、少し涼しい部屋だ。
部屋には、一匹のメカチャオがいた。
メカチャオ「俺、お前ら、待っていた。」
そのメカチャオは、普通のメカチャオより少し体が大きい。
言葉は、ジリーくらいとは言えないが、カタコト言葉だ。
シャドウ「どうやら、一階ごとに敵がいるらしいな。ダークブラックカオスの城に似ているな。」
ナイツ「って事は、一階ごとに強くなっていくのかな?」
シャドウ「おそらく、な。メカチャオよ、名は何と言う?」
シャドウは、メカチャオの名を聞いた。
ゴスモ「俺、ゴスモ。相手、ダレだ。」
ゴスモは、もう既に戦う準備は万端だ。
シャドウ「誰が行く?」
ライン「ジャンケンするか?」
ラインは笑いながら言った。
ラルド「じゃ、ジャンケンで。」
ライン(ジャンケンで良いんだ・・・・・)
そして、シャドウ、ラルド、ライン、ナイツ、エイリア、ナイリアでジャンケンをした。
バウスは戦力外なので、参加しないらしい。
ジャンケンの結果、ナイリアが行くことになった。
ナイリアは、久しぶりのタイマンなのでやる気満々だ。
ゴスモ「相手、お前か。」
ナイリア「絶対負けないからね~。」
シャドウ達は、タワーの入り口辺りに座っている。
観戦するようだ。
ナイリアは、格闘技と魔法技のバランスがとても良いので、其処を参考にするのかも知れない。
そして、二人の戦いが始まった。
先に攻撃を仕掛けたのは、ゴスモの方だった。
ゴスモ「鋼鉄・薔薇(ばら)。」
ゴスモは、鋼鉄の薔薇を飛ばしてきた。
トゲも鋼鉄なので、意外と厄介な技だろう。
ナイリア「私の、色々考えて作り上げたオリジナル技、見せてあげるよ!」
ナイリアは、右手に火の魔法、左手に水の魔法を出した。
シャドウ(二つの魔法を一気に使えるとは・・・・・エイリアでも出来ない難易度の高い技術だ・・・・・しかし、その二つの魔法を一体どうすると・・・・・?)
続く