第一章 ~マール星~ 四十一話 「激闘、格闘家達!」

トンネルで、1000匹くらいのメカチャオと戦闘する事になったラルド達。

ラルドは突っ込んで来るメカチャオ達を、足で蹴り飛ばしている。

マッスルは、自分から突っ込んで行って、殴りまくっている。

ナイリアは、ラルドの隣で衝撃波を連発している。

バウスは、固まっている。

と言うよりは、魂だけ逝っている。

そんなバウスを残して戦うラルド達。

ラルド達の総合戦力は勝っているようだが、メカチャオをバウスの方へ行かせてはいけないので、かなりキツイようだ。

マッスル「ちっ、気烈破滅弾!」

マッスルが打ちかけた時、ラルドが大声で言った。

ラルド「駄目だ!此処はトンネルだぞ!そんな事したら、山が全部崩れるぞ!」

マッスル「畜生が!!」

マッスルは、目の前に来たメカチャオを思い切り殴り飛ばした。

すると、見事に後ろ一列を全滅させた。

ラルド「そ、そうだ!ナイリア!ば、バードレーザー!」

ラルドは、もうメカチャオをバウスの方へ行かさせてしまいそうなので、慌てている。

ナイリア「分かったから、落ち着いて!」

ナイリアは、バードレーザーを放ち、前方一列のメカチャオ達の頭に風穴を開けた。

ナイリア「ホラ、ラルドも風の狼の力を見せてよ!」

ラルドはその言葉を聞いた瞬間、目が鋭くなった。

ラルド「マッスル、戻って。」

マッスルは、とりあえずラルド達の所へ戻ってきた。

ラルド「行くよ、風の狼の力!」

すると、ラルドは消えた。

ラルドが消えたと思った瞬間、メカチャオ達は動かなくなった。

そして、ラルドはまたマッスルとナイリアの所に現れた。

今度は、ラルドが戻ってきたと思った瞬間、メカチャオ全員が爆発した。

ナイリア「強すぎ・・・・・」

マッスル「何で最初から・・・・・」

ラルド「え、いや・・・・・何でだろうね?」

もう3人とも頭が混乱しているようだが、とりあえずマッスルは正気に戻った。

マッスル「おい、バウス。」

バウスは声を掛けても、口を開けたまま動かない。

ラルド「ねぇ、マッスル。」

ナイリア「おぶっていってあげて?」

二人とも同じ事を考えていたようだ。

マッスル「何で俺が・・・・・」

マッスルは二人に向かって言った。

ナイリア「だって私達・・・・・」

ラルド&ナイリア「女の子だもん!」

二人は目をキラキラ輝かせて言った。

マッスル(絶対正気じゃないな・・・・・・・でもなんか可愛い・・・・・・)

マッスルは、何か変な感じだったがバウスをおぶって歩き始めた。

その後、二人共正気に戻った時、顔を赤らめたと言う。


続く

このページについて
掲載号
週刊チャオ第184号
ページ番号
41 / 231
この作品について
タイトル
シャドウの冒険3
作者
ダーク
初回掲載
週刊チャオ第158号
最終掲載
2012年9月6日
連載期間
約7年5ヵ月14日