第一章 ~マール星~ 四十話 「近道は大変じゃ」
東の山へ向かうシャドウ達。
歩きながら、バウスはシャドウに言った。
バウス「山に登る直前の所に、近道があるんじゃが、そっちを通るか?」
シャドウは、どちらでも良い、と言う感じの顔だったが、一応答えた。
シャドウ「わ、分かった。」
そして、山を上る直前の所まで来た。
すると、明らかにトンネルらしき道が有った。
バウス「こっちの道の方が早く着く筈じゃ。」
バウスは、トンネルの中を指差して言った。
ラルド「もしかしたら、山の方にもメカチャオは居るかも知れないし、二手に分かれない?」
ラルドの提案は、確かに正しかった。
めんどくさがりなバウスは、トンネルをずっと見ている。
ライン「な、なぁバウス。そう落ち込むな。まだ山の方って決まった訳じゃないんだからな?」
ラインは、バウスを励ましているようだった。
バウス「2分の1・・・・・・ぁぁ・・・・・・・」
バウスは、何故か山へ行くと決まったようにガッカリしていた。
シャドウ「山の方へ行く者と、トンネルの方へ行く者へ分けるぞ。」
シャドウは、戦力や戦型などを考えてグループ分けをした。
山チーム
シャドウ、ライン、エイリア、ナイツ
トンネルチーム
ラルド、マッスル、ナイリア、バウス
どうやら、魔法系や遠距離系は山チーム。
打撃系と特別にバウスはトンネルチームらしい。
シャドウ「先に行かせて貰うぞ。」
山チームの方は、先に行った。
トンネルチームも少し遅れて行った。
(此処からは、トンネルチームの状況を書かさせて頂きます。)
バウスは、とても喜んでいた。
バウス「♪」
ナイリア「バウス・・・・・はしゃぎすぎると痛い目にあうよ?」
ナイリアは、バウスを心配して言った。
バウス「大丈夫じゃよ!」
バウスは笑っていると、先頭を歩いていたラルドが止まった。
ラルド「嘘・・・・・」
マッスル「おいおい、山の方が楽だったんじゃないか?」
バウスは前を見た瞬間、そのまま固まった。
なんと、前から1000匹くらいのメカチャオが行進してきた。
メカチャオリーダー「ツブセ。」
すると、メカチャオ達が一気に突っ込んできた。
マッスル「やるぞ、ラルド!ナイリア!」
ラルド「あの程度の数なら・・・・・!」
ナイリア「潰せる!」
バウスが硬直する中、戦闘が始まった。
続く