第一章 ~マール星~ 三十八話 「再び現る」
オルドを連れ、キャプシティへ戻ったシャドウ達。
キャプシティへ着いた時、オルドが居る事に何人か警戒した。
住人「マ、マッスルさん。何でオルドが・・・・・?」
住人2「一体何が・・・・・」
近くに居た住人達は、どよめき始めた。
マッスル「へへ・・・・・そんな驚くなよ。オルドは、シャドウのお陰で改心してくれたぜ。」
マッスルは笑いながら言った。
シャドウは、何故か顔を少し下に向けた。
住民「本当・・・?」
すると、オルドはシャドウの背中から降りた。
オルド「ありがとう、シャドウ。住民の皆さん、ご迷惑をかけてすいませんでした。図々しいとは分かっているのですが、此処の町で働かせて頂けないでしょうか?」
オルドは、頭を下げた。
住民2「と、とりあえず町長様のもとへ行きましょう。」
そしてシャドウ達は、住民に連れられて役場へ行った。
住民(2)は役場まで着くと、帰って行った。
シャドウ「町長。」
役場に入ると、一階の広い場所の真中に町長は居た。
町長「お待ちしておりましたよ、皆さん。そして、オルドさん。」
町長は、オルドの方を向いて言った。
オルド「え・・・・・どう言う事ですか?」
オルドは、町長が自分を待っていたと言う事に驚きを隠せない。
町長「貴方が良き心の持ち主と言う事は、マッスルさんやラルドさんに聞きました。それに、きっとシャドウさんが何かしてくれると思っていました。」
オルド「ありがとうございます、町長様。・・・・・・あと、この町で働かせて頂けないでしょうか?」
町長「勿論ですよ。」
その言葉に、オルドの目は輝いた。
オルド「あ、ありがとうございます!」
町長「もしも店を開くのならば、武器屋を開いて頂けませんか?この町には、武器屋が一つも無いので・・・・・」
オルド「分かりました!」
オルドは早速、何処かへ飛んでいった。
シャドウ達も安心し、役場から出た。
シャドウ(・・・・・自然に気付いて貰うか。)
シャドウは「何か」を言うか言わないか迷っていたが、言わない事にした。
マッスル「シャドウ、どうした?」
マッスルはシャドウの顔を見て心配し、声をかけた。
シャドウ「なんでもない。少し言いたい事が有ったのだが、お前達なら自然と気付く筈だ。」
マッスル「・・・・・・?」
そして、キャプシティの出口に向かって歩き始めた。
役場から歩き始めて間も無く、シャドウとマッスルは何かを感じたようだ。
シャドウ「何だ・・・・・この気は・・・・・?」
マッスル「前にも・・・・・こんな感じが有ったような・・・・・」
ラルド「?」
すると、シャドウ達の前から一匹のチャオが歩いてきた。
???「・・・・・・・また会ったか・・・・・」
続く