第一章 ~マール星~ 三十二話 「怪しい情報」
ラルド達は、キャプシティに着いた。
それに何人かのチャオが気付き、町長を呼んだ。
町長「どうしたのですか?・・・・・それに、マッスルさんは一体・・・・・・・・」
町長は心配そうに言った。
ラルド「森の最強のチャオにやられました。見た所では、命に別状は有りません。とりあえず、役場まで行きましょう。」
町長「分かりました。」
ラルド達は、町長の後に着いて行き、役場へ行った。
そして、マッスルは寝室に寝せ、ラルドは町長に全てを話した。
町長「なるほど・・・・・すると、今のままではオルドと言うチャオには敵わないと。」
ラルド「はい、私達が記憶の中で一番強くならなければいけないのです。しかし、スーパーソニックやスーパーシャドウやファイナルDNAドラゴンには、絶対に勝てません。何も対策が思い浮かばなくて・・・・・・・」
ラルドは、下を向いて言った。
町長「そうですか・・・・・しかし、そのオルドと言うチャオは、貴方達が来る前にもあの森に居た筈です。なのに、被害と言う被害は出しておりません。いっそに事、後回しにしてみてはどうでしょう?」
ラルド「な、なるほど・・・・・・・それに、気付いた事なんですが、あのチャオは決して悪いチャオでは有りません。明らかに、悪の心を感じられません。なので、安心していて下さい。」
ラインやナイツ達は、何故マッスルが一対一と言ったのかが分かった。
しかし、何故あのようなチャオが森で待っているのかが疑問だった。
これは、ラルドやナイリアも同じである。
町長「分かりました。あ、それと・・・・・・・・」
ラルド「なんですか?」
町長「一つ、情報を仕入れました。海の近くに一つ小屋が在るのですが、其処に誰かが住んでいるそうです。」
ラルド「え、それだけならば問題無いのではないでしょうか?」
町長「いえ。其処の小屋には、一匹のチャオしか住んでいない筈なのですが、黒いチャオが海とその小屋を行き来しているとの情報です。」
ラルド「なるほど・・・・・怪しいですね。行って見ます、ありがとうございました。」
そして、ラルド達は役場を出ようとした。
その時、一つの声が響いた。
???「待ってくれ!」
ラルド達が振り向くと、マッスルが一階へ降りてきていた。
ラルド「マッスル・・・・・・」
マッスル「俺も行く・・・・・」
マッスルは、カオスレイが当たった腹を抑えながら言った。
ナイリア「駄目だよ、完全に直るまでは。」
マッスル「何・・・・・・俺は行かなくちゃいけないんだ・・・・・」
その時、ナイリアが凄いスピードでマッスルの後ろまで移動した。
ナイリア「ごめんね。」
ナイリアは、マッスルの後頭部を殴った。
マッスルは、気絶した。
マッスルはナイリアに支えられ、また寝室へと戻された。
ナイリアは、マッスルを寝かすとまたラルド達のもとへ戻ってきた。
ラルド「・・・・・いい判断だ。町長さん、もしもオルドがやってきたら、マッスルがオルドを説得してくれると思います。私たちも出来るだけ早く帰ってくるので、それまでお願いします。」
ラルドは頭を下げた。
町長「はい、分かりました。」
そして、ラルド達はキャプシティを出て行った。
続く