第一章 ~マール星~ 三十一話 「圧倒的な強さ」

マッスル「何でだ・・・・・・・俺の気烈破滅弾が、偽者ごときに・・・・・・・」

マッスルは唖然としている。

勿論、他の仲間達も唖然としている。

オルド「クス・・・・・偽者って言う訳でも無いんだよ。」

オルドは、マッスルを見ながら言った。

マッスル「何・・・・・・!」

マッスルは、鋭い目つきでオルドを見た。

オルド「このメモリーズビジョンはね・・・・・・・君たちの記憶の中と同じ物を再現する物なんだよ・・・・・・・・つまり、このシャドウは君たちの記憶の中にあるシャドウと同じ・・・・・・・」

この言葉に、マッスルは言葉を失った。

何故ならマッスルは、例え以前のシャドウだとしても、実力は及ばないと思ったからだ。

オルド「バイバイ・・・・・」

オルドは、冷たい目でマッスルを見た。

そして、記憶の中のシャドウはカオスレイを放った。

動こうともしないマッスルの腹に、カオスレイは当たった。

そして、気を失って吹っ飛んだ。

攻撃を終えると、記憶の中のシャドウは消えた。

ナイツ「マッスル!」

ナイツは、マッスルのもとへ飛んでいき、すぐに持ち上げると仲間達の所を飛んでいった。

ラルド「エイリア、マッスルを頼んだ。エイリア以外の者は、私と一緒に戦う。」

ラルドが前進しようとした時、オルドが言った。

オルド「君達は、戦っても意味が無いよ・・・・・・・」

ラルド「何・・・・・・!?」

そして、ラルドは気付いた。

オルドの上空に、スーパーソニックが居る事を。

MEMORYスーパーソニック「カオス・バースト!」

ラルド「皆、逃げろ!!」

記憶の中のスーパーソニックがカオス・バーストを放つ直前、間一髪でラルド達は逃げた。

そして、オルドはスーパーソニックを消し、森の次元の歪みを解いた。

オルド「クスクス・・・・・また来てよね・・・・・」

そして、ラルド達は凄いスピードで森から出た。

ラルド「くっ・・・・・勝てん!」

ライン「な、何なんだ?あのカオス・バーストって。」

ナイツ「ソニック達の最強の技だよ・・・・・あれなら簡単にこの星が吹っ飛んじゃうかも・・・・・・・」

ラルド「皆、とりあえず本物のシャドウ達を探そう。私達の記憶の中では、シャドウが最強だが、シャドウの記憶の中では自分より強いチャオは居ない筈だ。」

エイリア「分かったけど・・・・・・マッスル持つの交代して。」

エイリアは苦笑いしながら言った。

ラルド「・・・・・ごめんね。」

ラルドも苦笑いしながら言った。

そして、ラルドがマッスルを担ぎ、キャプシティへと戻っていった。


続く

このページについて
掲載号
週刊チャオ第179号
ページ番号
31 / 231
この作品について
タイトル
シャドウの冒険3
作者
ダーク
初回掲載
週刊チャオ第158号
最終掲載
2012年9月6日
連載期間
約7年5ヵ月14日