第一章 ~マール星~ 二十七話 「一対一」
マッスルが強いと言い切った♀チャオ、ドライアド。
この未知の実力を持ったチャオに、マッスル達はどう立ち向かうのか。
そして、ドライアドは、ゆっくりと近づいてきた。
マッスル「待て。」
マッスルは、手を前に出して言った。
ドライアド「?」
マッスル「飽くまでフェアバトルにしたいからな。一対一でどうだ?」
マッスルの言葉に、ドライアドだけではなく、味方の方も驚いた。
ナイツ(マッスル・・・・・・相手は悪者なのに、何でこんな事を・・・・・・)
エイリア、ライン、バウスは、ほぼナイツを同じ事を考えている。
ラルド、ナイリアは、それほど驚いていないようだ。
ドライアド「・・・・・・良いでしょう。」
マッスルは少し笑い、仲間達の方を向いた。
ナイツ「何で・・・・・・・」
ナイツが他に言おうとしているのを、マッスルは遮った。
マッスル「ナイツ・・・・・・・俺にも考えが色々有るんだ・・・・・・此処は、俺の言う通りにしてくんねぇか?」
ナイツは、驚いた表情をしたが、頷いた。
マッスル「じゃあ、誰が行く?」
ラルド「此処は私に任せてくれ。」
マッスルの問いに、ラルドが即答した。
全員、ラルドが行く事に了承し、ラルドはドライアドの方へ向かった。
ラルド「ドライアド、私が相手だ。」
ドライアド「フードとマントは・・・・・・?」
ラルド「・・・・・・悪いが、お前に対するハンディキャップだ。」
それを聞いたドライアドは、しばらくしてから言った。
ドライアド「分かりました。容赦はしませんよ。」
ラルド「かかって来い。」
続く