第一章 ~マール星~ 二十四話 「キャプシティ出発」

そして、次の日の朝。

ナイツは、すっきりした顔で外に出た。

他の皆も、外に出た。

大抵のチャオは、ナイツの表情の変化に気付いていたが、敢えて聞かなかった。

ナイツ「そろそろ他の所へ行く?」

マッスル「そうだな。次に行くとしたら、森辺りだな。」

マッスルの言った森は、キャプシティからすぐ近くの所にある。

キャプシティを中心に、森の反対側に海があるが、流石に海には居ないだろう、と思って言ったのだ。

町長「ありがとうございました。またいつか、来てくださいね。」

ラルド「はい。あ・・・・・・それと、マリィとナルはこの町で保護して置いて下さい。他の場所は心配なので・・・・・・・」

町長「はい、お任せください。」

町長の後ろにいたマリィとナルは頷いて、町長に礼をした。

そして、キャプシティを出発する時が来た。

町のチャオが沢山出てきて、見送りまでしてくれた。

そして、マッスル達は森へと向かった。

マッスル「森の中は広いのか?」

マッスルはラインに聞いた。

ライン「あぁ、確か一度迷ったら出られないらしい。」

マッスル「じゃあ、全員で行動した方が良いな。」

マッスルは、幾つかの班に分かれる事も考えていたが、これを聞いてやめた。

そして、森に着いた。

中に入る前に色々と話し合った結果、団体で行動をするが、一番後ろのチャオは地面に火の魔法で跡をつけておき、迷った場合は、それを辿って森から出る、と言う事になった。

勿論一番後ろは、魔法力が一番高いエイリア。

先頭は、目が良くて、強いマッスル。

二番目は、マッスルを突破された時のためにラルド。

三番目は、横からの攻撃に備えて、遠距離攻撃の出来るライン。

四番目(真中)は、何処の方向へも攻撃を飛ばせるナイリア。

五番目は、耳が良く、周囲の異変をすぐに知らせる事が出来るナイツ。

六番目は、ナイツのサポートのバウス。

と、なった。

薄暗い森の中、少し怪しい雰囲気が漂っており、強いメカチャオが居そうだ。

が、マッスル達はやる気満々で、森の中へと入っていった。


続く

このページについて
掲載号
週刊チャオ第176号
ページ番号
24 / 231
この作品について
タイトル
シャドウの冒険3
作者
ダーク
初回掲載
週刊チャオ第158号
最終掲載
2012年9月6日
連載期間
約7年5ヵ月14日