第一章 ~マール星~ 二十話 「町への侵入を阻止せよ!」
マッスル「行くぜぇ・・・・・・・この町に被害を出さないために、町へ入れるのも駄目だぞ!すぐに倒せよ!」
ラルド達はうなづいて、突っ込んで行った。
マッスル「俺とナイリアは、入り口に残って置こう!間を潜り抜けてきた時の予防線だ!それ以外は、突っ込んでどんどん倒してくれ!」
ナイリア「わ、判った!」
ナイリアは、マッスルと共に、キャプシティ入り口の門の下で構えている。
ラルドは、ほぼ蹴り技でどんどん倒していく。
ラインは、剣を持ってどんどん斬っていく。
ナイツ、エイリアは離れた所から攻撃魔法での攻撃。
バウスは、マッスルとナイリアの後ろで何かを作っている。
順調にメカチャオ達の数は減っていく。
が、以前よりやや強くなっているようだ。
少しばかりながら、間を潜り抜けて門を通ろうとする。
其処は、マッスルとナイリアが格闘技で蹴散らしていく。
戦い始めて、約5分経った位の頃、マッスルが言った。
マッスル「数が多すぎる!広範囲の技を一人ずつ出した方が早い!皆、門の所まで戻ってきてくれ!」
そして、マッスル達は門の所にかたまった。
エイリア「私から行くね!火の魔法、大炎上!光の魔法、レイニング!」
メカチャオ達の中で、いきなり凄い勢いの炎が飛び出た。
それに新技なのか、レイニングと言う技は、メカチャオ達の中で高熱の光を乱反射させる技らしい。
エイリアの技だけで、かなりのメカチャオが減った。
が、まだ400匹はいる。
ライン「ま、必殺技って言うか必殺武器なんだけどな。使ってみるか!」
ラインは、やや大きめの銃を取り出した。
其処から発射された大きめの弾は、メカチャオ達の中で爆発を起こした。
この一発で、50匹くらいが倒れた。
マッスル「終わらすぜ。気烈破滅弾!」
直径30センチくらいの、ボヤボヤした黄色の球は残りの350匹程度のメカチャオを、全員吹き飛ばした。
その気の破裂により、メカチャオがいた地面の上はボコボコになった。
マッスル「ヤベ、やりすぎた。」
マッスルは、軽く笑った。
ラルド「お見事。これで大丈夫ね。」
ラルドは安心し、キャプシティの門をくぐった。
ライン「おい、バウス。てめぇ、さっきから何やってんだ?」
先程からしゃがみ込んで何かやっているバウスに、ラインが言った。
バウス「あ、あぁ。ウチのロケットが保存されていた場所に、転送装置を置いといたんじゃが、今、送る方の転送装置を作っているんじゃ。これができれば、ロケットのパーツを持たなくても、自動的にウチに送られるしな。」
そして、完成した転送装置をラインに見せた。
ライン「おぉ、なかなかやるじゃねぇか!」
ラインは感心しながら、キャプシティの門をくぐった。
バウス「じゃ、ロケットのパーツはワシが回収しておく。皆は先に行っていてくれ。」
マッスル「悪いな。」
そして、マッスル達はバウスを置いてキャプシティの門をくぐった。
すると、戦いを見ていたキャプシティの住民から凄い拍手があがった。
それに対して、マッスル達は笑いながら手を振った。
マリィとナルはエイリアと話しながら歩いている。
ナイツは、ラインと話しながら歩いている。
マッスルは、ラルドと格闘技の型の話しをしながら歩いていった。
マッスル達は、町の役場に向かっているようだ。
マッスル達が町の役場に着くまで、拍手は止まなかった。
そして、遅れてバウスもはや歩きで町の役場に行った。
役場では、町長とマッスル達が何やら話している・・・・・・・
続く