第一章 ~マール星~ 十九話 「コンサート後」
コンサートが終わり、観客はぞろぞろとスタジアムを出て行った。
そして、マッスル達もスタジアムを出て行く事にした。
そして、スタジアムの外に出た。
マッスル「ふぅ、怪我無く終わって良かったぜ。」
マッスルは一息ついた。
マリィ「それにしても、マッスルさんとナイリアさんは強いですねぇ~。」
ナル「本当に強くてビックリしちゃったヨ。」
ナイリア「本当にビックリしたのはこっちの方・・・・・・・・アイドルって言われてるチャオがこんなに強いなんて・・・・・・・・」
マッスル「全くだ。」
マッスルはうなづきながら言った。
マリィ「あの方のお陰なんですよ・・・・・・・名前は秘密にしておきますね?」
マリィは、笑いながら言った。
近くにいた町の住民達も和んでしまった。
勿論、近くにいたマッスルとナイリアとナルも和んだ。
しばらく沈黙が続いたが、マッスルが喋り始めた。
マッスル「そのチャオに心当たりがあるんだけど・・・・・ま、いいか。じゃ、これから町長さんの所へ行くか。」
そして、町長の家へ着いた。
其処には、無事にパトロールを済ませたラルド達もいた。
町長「おぉ、良くぞご無事で・・・・・・マリィ様もナル様も。」
ラルド「噂のアイドルチャオ様達も連れてきたの?」
マリィ(あれ、このチャオ・・・・・・?違いますね。クルさんじゃないですね・・・・・・・・。雰囲気は似てるんですけどね・・・・・・・・)
マリィは、一瞬困った顔をしたが、すぐに普通に戻った。
マッスル「まぁな。コンサートでメカチャオ5匹に襲われたしな・・・・・・・一応、まだ護衛は続ける。」
ラルド「襲われた・・・・・・・・でも、余裕だったんでしょ?」
マッスル「俺達も余裕で倒せたけど、このアイドルチャオさんたちも、かなり強かったぜ。ま、それは置いといて。町長さん。この町のチャオはメカチャオになっていないんだな?」
町長「はい。入り口の門の所に良い眼を持つチャオが二人いまして・・・・・・・メカチャオがいたら、すぐに騒ぎになりますよ。」
すると、いきなり外が騒がしくなった。
マッスル「このパターンなら、絶対メカチャオが来てる筈!」
そして、マッスル達は町の門の所まで行った。
やはりマッスルの予感は的中。
前回と同じくらいの数のメカチャオがいた。
ライン「やってやるぜ・・・・・・・・」
ラインは構えた。
マリィとナルと町長は、マッスル達の後ろの方に避難した。
そして、ラインだけでなく、他の仲間も構え始め、辺りの住民のチャオまで緊張が漂った。
続く