第一章 ~マール星~ 十八話 「2対4での戦い」

マッスルとナイリアは、二人を守るべく5匹のメカチャオと戦う事になった。

マッスル「俺は3体相手にする。ナイリアは2体をお願いする!」

マッスルは、メカチャオ1、2、3を相手する事になった。

ナイリア「じゃ、私は2体を倒すね。」

ナイリアは、メカチャオ4、5を相手する事になった。

ナル「マリィ、安全な場所へ・・・・・」

ナルは、マリィの腕を掴み、歌っていたステージの裏へ行こうとした。

メカチャオ3「駄目だ。」

すると、ナルとマリィの前にメカチャオ3が移動し、二人を掴んだ。

マッスル「ちっ、やられた。俺も2体が相手か・・・・・・・」

観客の中には、パニック状態のチャオもいれば、冷静にマッスル達を見ているチャオもいる。

あのボベも、冷静にマッスル達を見ている。

マッスル「さぁ、メカチャオさんとやら。潰させてもらう!」

マッスルは、メカチャオ1の方へ突っ込んで行った。

メカチャオ1「普通のチャオと想定すれば、ダメージ0の可能性100%。無駄な事はやめ・・・・・・・・・」

メカチャオが言い終わる前に、マッスルはメカチャオ1の顔に後ろ回し蹴りを当てた。

その瞬間、メカチャオの頭は陥没し、機能停止したらしい。

マッスル「へっへっへっ、ちょろいな。」

その頃ナイリアも、バードレーザーでメカチャオ4の頭に風穴を開けた所だった。

ナイリア「口の割には大した事無いね。」

しかし、その時メカチャオ3が言った。

メカチャオ3「それ以上やると、この二匹の顔を潰す。」

メカチャオ3は、手に付いているガトリングを二匹の顔に突きつけた。

マッスル「な、なんてこった・・・・・・・・・」

そこで、ナイリアがバードレーザーを打とうとメカチャオ3に向けて手を出した。

メカチャオ3「殺すぞ。」

ナイリア「っ・・・・・!」

ナイリアは、手を下ろした。

メカチャオ2「さて、お前達の死の時間だ。」

メカチャオ5「死んでもらおう。」

マッスル「ヤバイな・・・・・・・・」

マッスルは軽く笑いながら言った。

ナイリアは、無言で作戦を色々考えている。

しかし、その沈黙を止めたのは、アイドルチャオ達だった。

マリィ「これ以上、この方達を傷つけようと言うのならば、私にも考えがあります。」

ナル「私も、それなりに準備はしたヨ?」

メカチャオ3「お前達から死ぬか?」

マリィ「死ぬのは貴方ですよ?」

ナル「早く気付いておけば良かったネ。」

その瞬間、ナルはメカチャオから横っ飛びで離れた。

そして、メカチャオ3がナルにガトリングを向けた瞬間、マリィの拳がメカチャオの一番もろい部分、目を片方破壊した。

メカチャオが仰け反っている時、ナルは遠くから魔法で出来た炎のような色の大きな球を発射した。

マリィは素早くメカチャオから離れ、メカチャオ3は魔法の球の爆発で消え去った。

そして、少しの沈黙。

マッスル「さて・・・・・・・・と。」

マッスルは、メカチャオ2とメカチャオ5を殴り飛ばした。

そして、メカチャオ達は全員爆発して、ロケットのパーツが5つ増えた。

ナイリア「マリィさんとナルさん、強いんですね。」

マリィ「凄く強い格闘家の友達がいるんです。青くて、黒いフード被ってる・・・・・・・」

マッスル(なんか心当たりがあるような・・・・・・・・)

ナル「私は、お母さんから魔法を習ったんダヨ。」

マッスル「それより、助かって良かった。」

マリィ「はい。」

そして、コンサートは終わり、マッスルとナイリアは、マリィとナルの護衛として、しばらく一緒に行動する事になった。


続く

このページについて
掲載号
週刊チャオ第168号
ページ番号
18 / 231
この作品について
タイトル
シャドウの冒険3
作者
ダーク
初回掲載
週刊チャオ第158号
最終掲載
2012年9月6日
連載期間
約7年5ヵ月14日